昨日は私が子供たちの頃合いを見て取り組むお話をしました。

『巨人シュトンペ=ピルト』

新学期が始まった子供たちに人間関係について、言葉について、ちょっと客観的に考えて欲しかったのです。

blogを読みあさるときっと書いたことあると思うのですが…。

お話の内容は丘を牛耳っている巨人と果敢に向かっていく羊飼いの話。取っ組み合いでは勝てない相手にケンカ言葉で勝つんです。

かなり要約しすぎなのですがアセアセ

それぞれの悪口を伝えた時の話。
「おまえなんか、鼻のまがったトロルになっちまえ!」
「おまえなんか、空とぶあくまになってしまえ!」

こんなの悪口じゃないやん。普通「キモい」とか「死ね」とかやん。

これじゃ笑ってしまうよねぇ。


と、こんな声が。素直な感覚をとにかく出して欲しく否定も肯定もせず続けます。

羊飼いは言った後に弓矢を巨人に放つことを伝えます。すると、

なんで弓放つと?武器はダメやん。

ケンカ言葉やけんやない?

じゃぁこれ本物かいな?(私に意見を求めてきました。)

どうかな。それはみんなが考えた方で構わないよ!
言葉に耳を傾けると、
「おまえのからだに、根をはってしまったからよ」という羊飼いのセリフ。

それでもまたもう一本ケンカ言葉をおなかに打ち込みます。羊飼いの子供たちは思い思いのケンカ言葉で巨人に弓を放ちました。

お話が終わると

楽しかった
なんかスッキリした
おもしろかった

と羊飼いの子達

本当におなかに矢が刺さったみたいだった
抜けないの分かった

と巨人の子達

ハッとした子供たち。力に勝てるこのケンカ言葉や、そもそもの原因や、今使っている言葉や、言葉のもつ力、そこから色々な気付きについてたくさんの事を語り合いました。

夏休み明け、この子達に何か届いてくれたらいいな。


画像もなく、長いのにお読みいただきありがとうございましたラブラブ


ことばが子供の未来をつくる
LABOPARTY
tutor古賀千佳
0120-808-743