よだかの星を探して -3ページ目

あけて本日から開業

繭盗人

ここできみに巡り逢えたから

ここに、君への想いのたけを残しておきたい。



人は大切なものを手に入れたら、大切にしなくなる。
 本当は、何よりも大切にしなくちゃいけないのに。
 そして、解ってもらえていると勝手に思い込む。
 大切なものを粗末に扱っているくせに。


短い間だったけど、豊かな時間をありがとう。

楽しくて、優しくて、かけがえのない時間をありがとう。

そして


幸せにさせてあげられなくて、ごめんなさい。

本当にごめんなさい。


つきたくない噓をつかせて、本音や本心を言えない状第にしてしまっていたね?

ずっと、1人で抱えて悩んで苦しんでいたんだね?


それに気付かないで、先走った行動で君の今の家族やパートナーに迷惑をかけてしまったね?
 

でも、困窮し消耗しているのは事実みたいだから、ああするしか事態の変化は出来なかったよ。

良いか悪いか解らないけどね。


大切なものを粗末に扱った、自分らしい結末だね。

もし、本当の事を言っても、今の自分の状況では君の答えに頷いて送り出していたと思うよ。

君には申し訳ない気持ちでいっぱいだよ。

こんな自分を全身全霊で愛してくれたのに。

それに背を向けた愚かな自分


今日は自分が死んだ日

そう簡単に生まれ変われないけど、努力はしてみる。

どこで、間違えてしまったのかな?

つまらないプライドで、本当の事が言えなかった!

君の夢であり、僕の夢でもある念願に近づくにはこの道を選んだ方が近道に思えた。

だから、この道を選んでいつか具体化すれば君は喜んでくれると思った。

自分勝手で、自分しか見えてなくて、君のことを全然理解していなかったね?

そして、君からの僕を傷つけない為の優しい嘘を鵜呑みにして、僕は独立開業を選んだ。

本当は、君にも誰にも言える道に戻ろうとしていた。

そうすれば、途絶えがちな君との関係性が戻るかと思えた。

でも、そんな悠長な事をしている状況には、君からの情報では思えなかった。


だから、決意した!

内容もやり方もリスキーでルールに反していたけど、短期間で君を救う為にと勝負に出たんだ。

もはや、始める理由も無くなってしまったね。

全てを打ち明けて、素直になればよかったんだね?


あんなに心配してくれたのに。

あんなに愛してくれていたのに。


それを詮索だなんて、疎ましく感じていたなんて最悪な人間だね。僕は。


どれほど、与えられて想われて優しくされて、今頃になって気付くとは!


僕は度し難い馬鹿野朗だね?


何度死んでも償えない傷を、君に残して、君を壊してしまったね?




いつか、お礼が言える日が来ると信じて。


ありがとう!


これからの幸せを祈っているよ。


そして愛しているよ。



ずっとずっと、これからも。


葉脈のように刻まれた思い出だけでも、生きてゆけるから。





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