たまにはマジメに書く。
ワイは本来、生真面目な人間だったはずなのだ。
その瞬間、あの日の光景を思い出していた。
2012年4月28日、甲子園ホークス戦。
無人の外野スタンドに見守られながら、
2日前に21歳の誕生日を迎えたばかりの若者は、
最後の打者となる仲沢を三振に斬って取り、
満足げな笑みを浮かべていた。
あれから5年。決して短くはなかった遠回りの日々。
2017年5月16日、甲子園ドラゴンズ戦。
21歳だった若者は、再びあのシーンへとたどり着いた。
あの日の若者に夢見た、きらめくような未来像を思い出していた。
気がつけば月日は流れ、26歳となっていた若者は、
あの日と同じ笑みを浮かべて見せた。
黄色に染め上げられた超満員の外野スタンドに見守られながら。
同時に、11才児(当時6才児)の脳天ヨコ30センチに、
高く上がったファールボールが真上から直撃しかけた
冷や汗混じりの思い出もフラッシュバックした。
ファールボールには、充分にお気をつけください。
・・・そうか、よく考えたらあの頃の11才児(当時6才児)は、
パパの野球にも付き合ってくれる優しい子供だったな。
「アイス?そんなもんパパがなんぼでもこーたるがな!」つって、
強引に連れてったような気もするが。