agijimaのブログ -80ページ目

「へんざまー」って何だ

「へんざまー」とは高嶺村(現糸満市)字大里の言葉で肩車のこと。
肩車は地域によって言い方が違うようである。たかっちゅ、まーすーろーろ、等があ
る。
あなたのところでは何といっている?
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おいしいは「まーはん」。大抵のところは「まーさん」という。
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犬は「いんぐゎー」子犬は「いんぐゎーぐゎー」という。なんとも変な言い方だ。
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懲らしめる意味で「くるせー」と普通は言うが、我が大里では「たっくるすは」
「たっくらはりんどー」という。
「しなさりんどー」を「ひなはりんどー」というのは大里。
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返事の「はい」の悪い言い方は「いー」「ひぃー」、許容されるのは「おー」
「うー」である。皆さんのところではどでしょう。
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メリケン粉って知っている?

とある店に入った。店員に「メリケン粉ください」と小生がいったら、件の店員「メ
リケン粉って何?」といった。
小生は「メリケン粉」を「メリケン粉」以外の言い方を思い浮かばなかった。あたり
をきょろきょ見回し、近くの棚にこれがあったので、「あった」と叫んで見つけたも
のを手渡した。
「小麦粉ですね」という。小生「そうです。そうです」といった。「メリケン粉」は
誰も知っているものと思っていた。
しかし、知らない人がいた。件の店員は「やまとぅ」であった。「うちなーんちゅ」
の小生は「小麦粉を思い浮かべることができなかった。
なんともみっともない経験をしたものだ。

不思議なこと1_漫画・方言雑感

 小生が小学校のころには(もう40年も前のことになるが)、漫画は想像力を奪うも
のであるからと、漫画を読むことは禁止であった。ところが今や漫画は日本の輸出産
業にまでなっている。大学で「漫画」を教える時代である。

 方言も禁止であった。ところが今や方言講座ばやりである。昔小生などに方言を禁
止を唱えた賢い人たちが今度は方言を推奨している。
いやはや、なんともおかしなものである。時が移ろえば世の人の考え方もかわるもの
だ。今正しいと思っていても時代が進めば間違いだ、という人がでてくる。じゃ我々
小市民は何を信ずればいいのだろう。

バスに乗り遅れた小生は今大いに悩んでいる。先達がおっしゃることを信じたばっか
りに・・・・。あぁ----今後どうすればいい?
なんとも不可思議な時代になったものだ。臨機応変 柔軟性を持て、思考を柔軟に、
と偉い人はいう。この考えは誰を利するのだろう?