天孫人種

1月18日の「GHQによって禁書にされた『日本人シュメール起源説本』」をお読みになってから今回の記事に進んでください。今朝配信されたメルマガからの内容で転載禁止のためにアメンバー限定記事になります。

くじら

これがまた不思議なことなのです。パソコンを開く前に『神託カード』を引いてみました。今朝のカードは【悠久を漂うクジラ】でした。ふむふむ・・と思いながらパソコンを開きメールチェックしますと、いつもならば政治関連の内容なのに・・・23日開催された「悠久の歴史研究会」の研究結果でした。神託カードの内容については「日本の神託カード・悠久を漂うクジラ」をご覧ください。

「天孫人種六千年史の研究」「丹生の研究」から「真名井神社」「天の真名井」「丹生の真名井」の意味を明かす

第13回 悠久の歴史研究会(旧・現代兵学研究会) は、7月23日、東京都文京区の小石川後楽園「涵徳亭」(不老)で、「日本民族のルーツを探る」~黄金の国ジパングの秘密(「天孫人種六千年史の研究」と「金工史の研究」より)を開催した。古代から現代に至る歴史を通して日本民族の正体、「アイデンティティ(自己同一性)」を探求していくのが最大の目的だ。

真名井神社(京都府宮津市)
有04

≪日本人シュメール起源説≫

「天孫人種六千年史の研究」(愛媛県大三島神社神官・三島淳雄著)、『元初の最高神と大和朝廷の元始』(海部穀定著)『丹生の研究』(松田 壽男著)を「参考資料」として活用した。今回は、「真名井神社」「天の真名井」「丹生の真名井」の「まな」とは何かを探求した。

バビロンの北にあるイシュタル門
菊花紋01

シュメールで「マナ」は、重さの単位だった。シュメールの地アッシリアから出土した、1シケル(shekel)という重さの単位を表わしている分銅石の平均値は8.36gである。この重さの単位シケルは 180粒の小麦が標準だった。

古代オリエントを通じて、この1シケルが60集まって、1ミナ(501.6g)という重さの基本単位になっていた。シュメールの「火神=ナブ、ニブ」が、「ナブは変化してニフ(丹敷、丹生)となり、紀伊、大和、若狭等の神名、地名、人名として伝わった」(「天孫人種進六千年史の研究」より)ことと、「マナの壺」との関係を明らかにした。

「天孫人種六千年史の研究」は、「バビロニア人の宇宙観として天海地の3界あり、天神アヌは最古の神であるが、海の世界より地の世界と太陽界とを生じた。即ち海神ヤーは地神エンキの神徳を兼ね、後、分化して地神エンリルの父―大地の母神となり、又日神ウツの父神であった。我が国の神話に淡路伊弉諾神が先づ地神を生み、最後に日神を生れたといふ思想と符節を合するが如くである」という。

笠狭宮跡(鹿児島県南さつま市)
ニニギ

(参考) 日本発祥の地 笠狭宮跡を訪ねて

日本発祥の地「笠狭宮跡」(鹿児島県南さつま市笠沙町赤生木宮山)=高千穂に降臨した天孫ニニギノミコトの居所跡。笠狭は笠沙とも表記され、南さつま市笠沙地区にも笠沙宮跡(宮ノ山遺跡)がある。日向国の高千穂峰に降り吾田国(現在の鹿児島県南さつま市)の長屋の笠狭碕に到達したとする説。

皇孫瓊瓊杵尊が宮居を定むべき地を探し求めて吾田の長屋の笠狹の御前においでになり、塩土の翁から領有地の献上を受けられ「ここは韓国に向かい、朝日の刺す国、夕日の火照る国なり、いとよきところ」といたく気に入られ、上陸後しばらく駐蹕した地と伝えられている。

「天孫降臨して薩摩吾田の長屋の笠狭に第1の王都を定めらるるに方りて、先着者たる吾田国主長狭(日神)族は、長屋(海)神と長狭(日)神とを並祭し・・・」(「天孫人種六千年史の研究」)

オオヤマヅミ02
 
「古事記」は、木花之佐久夜毘売と書き、別名を神阿多都比売とも神吾田津姫・鹿葦津姫ともいう。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、アマテラスの孫で、いわゆる「天孫降臨」で日向国に降り立った。大山津見(おおやまつみ)の神が彼に娘の石長比売(いわながひめ)と木花咲耶比売(このはなさくやひめ)を奉ると、瓊瓊杵尊は醜い石長比売を返し、美しい木花咲耶比売を娶った。

大山津見神は嘆いて、「娘を二人奉ったわけは、石長比売を娶れば御子の命は、雪が降り、風が吹いても、つねに岩のように、いつまでも堅く動かず、木花咲耶比売を娶れば、木の花の咲くようにお栄えになる。御子たちの御寿命は、桜の花のように短くなるでしょう」と言った。

コノサクヤヒメ

木花開耶姫は一夜で妊娠したので、瓊瓊杵尊は自分の子ではないのではと疑った。姫は潔白を証明するため産室に火を放ち、火闌降(ほのすそり)命(海幸彦)・彦火火出見(ひこほほでみ)尊(山幸彦)・火明(ほあかり)命を出産した。

たたら製鉄(もののけ姫より)
たたら

これは、『風土記世界と鉄王神話』の著書の吉野裕氏の解釈によると「無戸室(うつむろ)=製鉄段階(タタラ)の炉、熔解炉を表現し、一夜にして孕んで生んだ。製鉄師は、三日三月を一夜と言い、昼夜を徹し製鉄作業に従事し、三昼夜かかって製鉄し終えた」ことを表現しているという。

つまり、産鉄神のアメノホアカリが、空腹のまま蟻道で、蟻(坑夫)に案内され、坑道現場にたどり着いた。その現場が穴巣国であった」ことを意味しているという。

賢者の石

「マナ」は「賢者の石」「ホワイトパウダーゴールド」ともいわれる

ゼカリア・シッチンのシュメール宇宙論の解釈によれば、太古、地球に到来した神々「アヌンナキ」は、遺伝子工学を駆使して類人猿から人類を創り上げたという。そして地球人に「賢者の石」を教え、「賢者の石」から「白粉金=ホワイトパウダーゴールド」をつくるようになる。古代エジプトでは、「白粉金=ホワイトパウダーゴールド」を「マナ」と呼び、円錐形に整え神に供え、ファラオの特別な食べ物であった。

エジプト02

マナの壺とは、「白粉金=マナ」が「1オメル=2~5?」(へブライの乾物容量単位)の入った金の壺のことである。モーゼの出エジプトのなかで、「白い粉で創られた聖なる食べ物」が神より与えられ、ヘブライ語で「これは何だろう」を意味する「マナ」と言った。

丹、丹生(「字通」白川静著=立命館大名誉教授)とは、「水銀」、「水銀の産地」を意味している。

「丹生の研究-歴史地理学から見た日本の水銀―」(松田壽男著=早稲田大学名誉教授)は、「古代丹波・丹後の国名由来となったふしがある〝丹〟の源流ルーツを求めると、まずわが国三世紀代の国情を知る上で最重要文献とされる中国の史書『魏志倭人傳』にその源流がある」「この倭人傳には、かつて日本列島にあった〝ヤマタイ国〟の風俗・習慣・産物、および「魏国」との外交の一端が記され、わが国三世紀代の国情を知る上で、倭人傳が最重要史書であることは、今日の一般常識となっている」と説明している。

「元伊勢籠神社」では、神職が代替わりするとき、壺を開けて、「白粉金=マナ」を飲む儀式を行ってきたと伝えられているという

(過去記事) ダビデの星と十六菊花紋(11/12)
モーゼが眠る街(2)(6/6)
見事なシンクロシャワーが続く日々(1)(3/1)
いざ!時空の旅へ(5)(3/28)