ユンジェ妄想短編『HEAVEN』のvol4です。もう少し長めだったんですが、ちょっと長くなりすぎそうだったので
途中で切りました。結構、長い間未更新だったんですねぇ(笑)忘れてました。
読者さんがいらっしゃるかどうか、まるでわからないこのブログ。結構更新するのも、ツライものを感じてます(笑)
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「ジェジュン?どうしたんだい?今夜はなんだか落ち着かないね?」
ソンギ先輩が、オレのグラスに酒を注ぎながら、少し意味ありげに微笑む。
「ううん・・・そんなことない」
そう応えたけれど、オレはやっぱり気になって仕方なかった。
ユノがまさか、『HEAVEN』にやって来るなんて、少しも予想しないでいたから。
突然オレとソンギ先輩のテーブルに来たときは正直、「まずいな・・」って思った。
ユノがなぜかソンギ先輩を嫌っていることは知っていたし、オレもあえて先輩の話題をユノ相手にはしたことはなかった。
なぜなら、言えない理由がオレにはあったからだ。
「ジェジュン、作曲の方はあれから進んでる?・・・」
「はい、ソンギ先輩のコンサートに間に合うように、一生懸命やらせてもらってますよ」
ソンギ先輩の所属するYGミュージックコーポレーションと、オレの事務所はいわゆるアイドル派閥のうえのライバル関係にある。
ソンギ先輩はオレがこれまでにグループのアルバム収録のために作曲した歌をすべて知っていて、
オレに今回のソウルでのコンサートの楽曲を作って欲しいと依頼してきていた。
でも、それをマネージャーに相談すると、事務所的には万が一にもOKしないだろうと即効却下された。
だが、オレは依頼を個人的にプライベートな名目で受けることにしたんだ。
当然、作曲の代償も無報酬でいいと思った。
オレにはそれだけのやりがいのある「仕事」に感じたから。
ソンギ先輩のコンサートを、オレはこれまでに何度もみていた。
ソンギ先輩はもともとオレ達と同じように5人のメンバーで、『DUKE』と言う名前のロックバンドでデビューしていた。バンド文化が盛んじゃないここ韓国で、先輩のようにバンドデビューからメジャーにのし上がるのは至難の業だった。
そしてそのあと3年くらいで先輩はロックではなく、今のバラード系の歌手に転向して、ソロでカムバックしたのだ。
そのソロ活動中の先輩の歌った楽曲のほとんどが、ソンギ先輩自身の手による作詞・作曲の自作だったことがオレの興味を強く引いたものだった。
オレが自分で作曲をしてみたいと思った最初きっかけは、実は先輩の存在が大きかった。
それを、ユノやメンバーには一度も話したことはなかったと思う。
ただ、ユチョンだけには、今回の先輩のコンサートに絡めての楽曲依頼の件を相談していたけれど、
どうしてもユノには言えなかった。
オレ達はもうすでに日本での活動をスタートさせて3年になろうとしていたし、ふたつの国で毎日多忙を極める殺人的なスケジュールをこなしていた。
そのうえ、もうすぐ日本ではツアーも始まるという今、ここソウルで、そんな作曲の、
ましてや無報酬の仕事など、個人的に受けてる場合かと、きっとユノならオレを咎めるだろう。
許さないだろうって十分思えたから。
オレはグループのリーダーであるユノには、ずっと何も言えないでいた。
ちょうど、オレの席からユノの背中がチラリチラリとみえる。
さっき先輩にあんまりにも素っ気ない挨拶を交わしてから、ユノはオレを振りむいて見ていない。
そんな気がした。
よりによってオレとソンギ先輩のいつも落ち合う場所になってる『HEAVEN』でこんなことになるなんて・・・。
どうユノに言い訳しようか、正直オレはもの凄く迷っていた。
今夜はどうしても遅くなる。
でも、こんなマズイ気分のままユノと明日の朝まで話さないでいられるだろうか?
ユノ・・・・きっと、すごく怒ってる。
そんな気がしてオレは、ユノたちが飲んでいるテーブルの方をみることが出来なかった。
今夜の酒は少しも酔えそうにない。
「場所移そう、ジェジュン。なんだか本当に落ち着かないみたいだし、俺の家においで・・・」
クスッと笑うソンギ先輩に、オレはホッと息をひとつ突き、ペコリと頭をさげた。
きっと、それはなにもかも、ユノの存在のせいだった。
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このお話も久々に更新します。
短編にしていますが、結構長編なんです実は(苦笑)ウリユノヤは、かなりな嫉妬屋さんなので、
JJは途方に暮れてます・・・。開き直るかもしれませんが、とりあえず怒ってるユノが
怖いです(笑)
まだまだ続きます←も、長編に返上したい(苦笑)
あ、JYJのジェジュン&ユチョナの新曲のタイトルが 『IN HEAVEN』 でした
まさに、うちのJJ、いま『IN HEAVEN』なんですけど?(笑)
だからなんだ?ってお話でした・・・・。ミアン(笑)