Episode:7のつづき
4年間の想いを、90秒に込める。
夢のステージへと走り出した瞬間
右足の痛みは消えていた。
[Episode:8 夢の舞台]
2004年も終わりに近づいた頃
僕宛てに一通の手紙が届いていた。
ハモネプからだった。
おそらく前回予選を受けた全てのグループに送ったのだろう。
予選会に参加するか悩んだが
大学卒業を控え、最後の挑戦をしたい気持ちもあった。
そこで、メンバー一人ひとりに連絡して、誰か1人でも予選会に出たくない人がいたら
その時点で、ハモネプ挑戦も諦めようと考えた。
正直、望みは少なかった。
しかし、一人また一人とやろうという返事が来て、
ついに残り一人となった。
前回は留学のため、出なかったやなぎだった。
直接、電話した。
やなぎは、前回落ちたこともあり、他のメンバーはやらないだろうと思って
返事をしなかったようだ。
そこで、やなぎ以外のメンバーはやるって言っていることを伝えた。
やなぎはびっくりしていたが快く参加することに承諾してくれた。
メンバー全員の意思を確認し、ハモネプ再挑戦への舞台は整った。
夢の舞台②へ