Episode:8のつづき
[Episode:9 リベンジ!!]
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大学を卒業して数ヶ月が過ぎ、
メンバーは就職、進学など、それぞれの道へ歩み始めていた。
そんな中、春に引き続き、夏にもハモネプが開催されることを知った。
再び挑戦したい気持ちはあったが、
進路がバラバラなため、選曲とか練習の問題よりも
予選本番にスケジュールが合うのか、というそれ以前の問題からの出発だった。
案の定、7月6日は司法書士試験を控えるひでぶーと予選の日が重なり
事実上、予選出場は厳しい状況となった。
それでも、もう一度あの舞台に立ちたい。
その想いから、僅かな望みに賭けてみることにした。
それは、ひでぶーを除く5人のメンバーで
選曲や練習を詰めて、あとはベースだけ入れば良い状態にまで仕上て、
ひでぶーには、試験勉強に専念してもらって、
試験終わりに予選会場に来てもらって、ぶっつけ本番で予選に望むというもの。
しかし、ひでぶー以外のメンバーも忙しく、
練習も仕事や講義が終わったあとの僅かな時間しかとれなかった。
練習場所は、慣れ親しんだ大学の駐車場から、都心に近いえっさんの大学の教室や、
吹奏楽部の部室を使わせてもらうことになった。
(今思うと、練習だけのために往復2時間以上かけて来ていたえっさんには頭が下がる。)
選曲は、プリンセスプリンセスさんの「M」
女性の切ないバラードをやーさんが男臭く熱唱したら面白いんじゃない?
とのことで、意外とすんなりと決まった。
そして、予選会の詳細が決まる。
しかし、曲の終わり方や、歌っていてしっくり来ないなど、
課題は山積みだった。
「予選落ちしたら、したでしゃーないっしょ」との声も出る中、
予選会本番の日を迎える。
大丈夫か?笑
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