視覚優位で耳から入った情報はすぐ抜けますので、次々喋る方とはメモをとりながらお話します。
聴覚による短期記憶は悪く、視覚による長期記憶は比較的良いです。
電話で病気について話をするのが、とても嫌なのは両耳が難聴だけでなく、静かな部屋で電話をとったとしても、込み合った話合いができません。
外出中に電話を取ると、通りの騒音で半分以上会話が聞き取れません。

Aの件はどうですか?Bの件はどう?と一つずつ聞いてくれる方は良いのですが、
Aはどうで、Bはこうで、Cはああなってて、Dこうです、Eはどうなっていて、さて質問は?
と言われると、先にに話したA、B、Cは頭におぼろげにしか残っていません。
病院の診察等はメモを取りながら話をするので問題はありません。
両耳、難聴なので、ややこしい案件は常に電話をしないでと書いています。
「たまごを1パック買って来て」とは違うのです。
当然、話が途中でどんどんそれる方の話は頭の作業領域が狭いため、すぐに話が解らなくなります。
話をしている人は怒るのですが、話が、Aの途中でB、Bの途中でC、と結論が出ない、話をつくさないうちに次々変わっていく方は本当に話が解らなくなります。
頭の作業領域が狭いので、意地悪をしているのではなくて、本当に解らないのです。
「あなたは頭が悪くない」と怒られても、そもそも学歴はペーパーテストで出た結果です。
平行処理ができない、とりわけ耳からの指示で複数の平行処理をすることができません。
私は、いくつかの話題が平行に進むと解らなくなります。
また、騒がしい場所では、関係ない人の関係ない話も頭に同じボリュームで入って来ます。
カクテルパーティー効果が働かず、同時に複数の会話を聞き取りながら、人と話をします。
私の発達特性が息子の進路の足を常に引っ張っぱり、とても辛いです。
化学、薬学、医学等の専門分野で手加減は不要ですが、発達特性は配慮して欲しいのです。