昼食をとった千手院の近くのバス停から
奥の院 こちら までは5分足らず、
なのに、中心部と、奥の院とは、全く別世界でした。
奥の院 で目指すのは、
奥の奥にある 弘法大師廟。
廟ということで、平たくいえばお墓ですね・・・
高野杉と槙の木立の中を歩いているうちに
段々目が痒くなってきました、、、
これ、もしかして花粉症???
なんといっても、周りは杉だらけだし・・・
用意していた マスクと帽子をして、どんどんと歩きます。。。
ここは 見渡す限り、お墓だらけなんです・・・
そして、やはり ひとがあまりいない~~~
数人とすれ違いますが、すぐ ひとり になります。
同行二人だから!と思いつつも、怖いです、
寒くはないのに、ぞわぞわしてきました。。。
往きは公園墓地霊園ルートになり、そこには
与謝野晶子の句碑や、
しろありのお墓
愛犬の像のお墓、
太平洋戦争の時の英霊を祭るお墓(ビルマ第△部隊とか
知覧の特攻の方の慰霊とかと書いてあります)
某大手企業の慰霊墓?などなど、珍しいお墓がずらりと
5万ほど並んでいるそうです。
帰りのルートである奥の院参道には
戦国武将の墓碑や芭蕉の句碑などがあります。
信長~?
秀吉~?
赤穂浪士~?
吉宗~?
等等、驚きます
さてさて、歩いて5分ほどで経所に。
そこで 今日初めての御朱印を頂きました。
担当は、髪が肩の近くまであるような若いお兄さんでした。300円お納めさせて頂きました。
その後、水掛けのお地蔵様の大群!にまたまたびびりながら、
この先は完全に
写真禁止、禁煙、禁飲食、そして脱帽 の神聖なるエリアへ。
まず 灯籠堂へ こちら 。内装に感動します。。。
その後、一番奥の弘法大師御廟へ。
ここには10人くらいの団体さんの参拝客がいました。
その人たちのお参りが終わってから、御廟の正面に立ちました。
私にとって、ここへのお参りは大きな目的のひとつでした。。。
団体さんが去った後には、お線香とろうそくのそばで、
お経をひたすら読んでいる初老の女性と、
一組の中年のご夫婦と、御廟の管理のひとが一人いました。
私は、夫と私の分のろうそくとお線香を料金箱にお納めし、
お賽銭を差し上げ、手を合わせ、色々なことを思い巡らせていると
じわっと涙が出てきました・・・
自分の欲ばかりお祈りしている自分が情けなかったり
思うように行かない生き方を悲しんでみたり、
でもここまで生きてこれたことを感謝してみたり
などなど・・・
と、その時。
ぴろぴろぴろ~~~
ご夫婦のうちのご主人の携帯電話が鳴る音が~
おまけに
「もしもし、あぁ、今なぁ、お大師さんのとこおんねん。
そうそう参ってるねん、うん、うん~そうそう~~」
などと会話が始まってしまったんです!!!
お経を読んでたおばあさんは、ちらっとその男性を一瞥し、
すぐに何事もなかったかのようにお経を続けておられました・・・
う~む、これくらい平常心でいなくてはいけないんだなぁと思いつつ、
その場を失礼したのでした・・・
注意書きに、禁携帯!というのも加えて頂きたく思いました・・・
帰りの参道で、歴史を感じつつ、途中で小さなほこらにある
汗かき地蔵をお参りしました。
ふと横を見ると、古井戸が・・・
何の気なしに覗いてみると、周りは薄暗いですが、帽子を被った
私の頭が水面に映っているのが見えました・・・
その時、通りかかった中年の女性が道を尋ねるために
声をかけてきて、びっくりして悲鳴を上げそうになりました~~~
怖~~~い
後でガイドブックをよく読んでみると、この井戸は姿見井戸といって
姿が映らなかったら、その人は死ぬと言い伝えがある
井戸だったんです~~~~~~~~~~
そんなことを知っていたら、覗いていませんよ
次回は 金剛峰寺での御接待などです。