先日、夜、一人で車を運転していた時のこと


この夜のドライブのBGMは 

ニュースや道路情報などを聴くため

昼間からそのままのダイヤルにしていた

N◎K(FMじゃなくてAM) でした。


時報が鳴って、

定時ニュースが終わると

小説の朗読が始まりました。



「糸  車 」新★文庫「小説日本婦☆記」作:山本周◎郎

あらすじ

つつましい生活ながら温かい家族に囲まれ、

幸せな毎日を送る主人公お高。

彼女の父は、実の親ではない。

小さい頃、経済的窮迫で、実の親から今の家に遣られたのだった。

平穏な暮らしに、ある日、思いがけないことが持ち上がる。

その後すっかり裕福になった実家の親が、

お高を返して欲しいと持ちかけてきたのだ・・・。

                         ラジオ番組のHPはこちら★


朗読をする男性アナウンサーの語りが素晴らしく

どっぷりと小説の世界に耳で浸かることができました。


わたしって不勉強なもので

この作品のこと、全く知らなくて・・・

これ、ポピュラーな作品なのでしょうか???

今までドラマ化や映画化もされていない作品

のようです・・・


まぁ、仮にポピュラーじゃない作品として

これを朗読の作品として取上げられているのは

色んな意味でとても良いことのように思います。

(多分放送枠の関係で短編が適している

というのもあるんでしょうけど)

とにかく、私は全く知らない作品だったので

まっさら な気持ちで聴く事ができました。


主人公は辛苦を舐めたとはいえ

小さな幸せを大事にしていて

彼女の台詞のひとつひとつがあまりにいじらしく

かといって、暗いものでもなく、

ひととして持つ当たり前の感情や気持ちを

言葉を選んで吐露している様子に

いつの間にか私も涙ぐんでしまい・・・


一時間近くの番組で、

できれば最後までずっと聴いていたかった

のですが

どうしても車を降りなくてはいけなくなり

残念ながら、結末まで聴けませんでした。


あの後、主人公は、どうするのでしょう?

養い親や産みの親の気持ちは?

気になって気になって

後日、この作品が掲載されている本を

近くの本屋さんで探したのですが

見つけられなかったので

ネットで注文しちゃいました~~


本が届いたら、早く読みたいと思います。


ところで、やまもとしゅーごろー について

ネットで調べてみたら

ファンのかたが


やましゅー


と親しみを込めて呼ばれてるのを見つけました。


どんな しゅー やねん~って思わず突っ込み(笑


あ、でも、 しばりょー って言いますものね~