4月の話なんですが

初夏にUPすることになってしまいました・・・

季節感なくてゴメンナサイです。


東京から新幹線で こおりやま まで あっという間でした。

学生の頃、ある授業の調査・実習のため猪苗代に行った時は

在来線で関西人の私は地理がよく分かってないままだったので

遠いな~と思ったものでした、、、懐かしい


さて、こおりやま駅からは 予約していた貸切の観光タクシーに乗り

早速 みはるのたきざくら に会いに行きました。

この時、朝の9時でした。


タクシーに乗り込むと車内で目に付いたのが

英会話のパンフレット。


震災 (げんぱつじこ) の後、

外国から新聞記者やテレビ局のスタッフがやってきて

タクシーをチャーターし、あちこち取材していたのだそうです。


英語圏だけじゃなくて、亜細亜や欧州などいろんな地域から

関心が高かったことが伺えます。

普段あまり外国人を乗せる事がないドライバーさんと

外国人取材スタッフとが、この本を通して

コミュニケーションをしたとのこと。


筆談したり、指差ししたり、

困り果てたら、高校の英語の先生を探して

通訳してもらったりで本当にご苦労だったそうです・・・


今回の担当のドライバーさん、地元のかたなのですが

ゴメンナサイ、、、

こおりやまでは多分これで普通の喋り方なのでしょうが

私達は耳が慣れるまで半分くらいしか

ヒヤリングができなくて(汗汗

同じ日本語なのに失礼な・・・


ドライバーさんはドライバーさんで、

私達夫婦のベタベタな関西弁の会話を

怖いなぁとか、

夫婦漫才みたいだな

思いながら聞いておられたかもしれません(汗


さてさて

今年は春の訪れが遅れたため、4月終わりから5月の頭にかけて

満開になり、まさにお花見には どんぴしゃのタイミングでした。

この日はまたさっぱりとした晴天。


昨年は震災直後で道は悪いなどで観光客が出控えていた

その反動なのか

今年は復興のお手伝いをかねての観光をするひとが

増えて、たくさんの人出で、地元のひとも一安心とのことでした。


そういえば、こうべのるみなりえ の 初年は

ひとがほとんどいなくて (これはまだあまりニュースになって

報道されていなかったからでしょうが)

こうべの地元のひとだけでゆっくり楽しんだ

というのと、なんとなく状況が似ているような似てないような?!?!?


ともあれ、さくらの周囲は大渋滞するとのことで

早起きをし、こおりやま に 朝の9時に到着するように

言われてやってきたのでした。


さすが地元のタクシーですので

普通車やバスが通る大渋滞の道ではなくて

裏道をすいすいすい~~と駆け抜けていきます。


これぞ 地元タクシーに乗る甲斐があるというものでしたが

狭いくねくねの道 アップダウン、山超え谷超えで、

途中で車酔い状態に・・・

(その間に、実家母が発熱したと携帯に連絡が入って

あれこれ指示したりで結構大変でした、、、)


さぁ、そしてあと少しのところでさくらに到着というところになって

裏道なのに通行禁止になっているエリアが

出没し、運転手さん 呆然・・・


この前はここ通れたっぺ・・・


  なんとか だっぺ というのは 

  東北というよりも U字こうじ? 栃木とか

  茨城の言葉っぽいなって思うんですけどね。

  ふくしまは東北というよりも

  北関東圏?!道の表記も こちら宇都宮とか茨城というのを

  よく見かけました。


通行禁止になっている裏道から500メートルくらいのところに

さくらがあると聞いたので、そこで降ろしてもらい、

歩いて行くことにしました。

(歩いているひとも結構おられました)


4月の末にしては汗ばむような陽気の中、

風景を見ながら、てくてくてく ふたりで歩くのも

結構楽しかったです。


そして遂に到着。

ゲートがあって、そこで入園料を支払ってから中に入ります。


1月に亡くなった父が、この滝さくらが今ほど有名ではなかった昔に

趣味の写真撮影に来て大感激し、

それ以降も数度訪れていたのですが

やっと私も会うことができました。


父は1月に亡くなる直前

桜が観られるまで生きてるかどうか分からんな

とよく話していました。

そういうのを思い出して、ちょっとほろり。


それにしても、本当に多くの人が桜に会いに来ていました。

桜の周りを囲む人たちの間からは

それぞれの お国訛り があちこちから聴こえてきて


ここは東京駅か上野駅か~~


なんて夫と笑っていました。


千年以上も前からここに立っている滝さくら。

その長い生涯においても、

このたびの しんさい や げんぱつ事故は

後にも先にもないダメージだと思います。


たくさんの添え木に支えられて立っている姿は

じっと遠くを見つめている好々爺のようにも見えますが

その神秘的な姿が、これほどの多くのひとをひきつけ、

皆を元気付けてくれている。

不思議な気持ちになりました。


この日の夜、宿泊した旅館の仲居さんが話しておられましたが

彼女が子供の頃は、このさくらには 誰もが直接触れることができ

さくらを抱きしめている写真を、このあたりの子供は当たり前のように

撮っていたんですよ

とのこと。


今は柵に囲まれ保護されて、触れることはムツカシイですが

そのように地元のひとと触れ合っている時期もあったのだと

思うと羨ましく思いました。

(仲居さんもひとがたくさん来てくれるのは嬉しいけれど

昔のことを思うと少し寂しく思いますと話されていました)




何かいいことあるかも・・・





何かいいことあるかも・・・




何かいいことあるかも・・・


ライブカメラで 桜の様子を役場が発信しています。

役場のHPは こちら ☆

来年機会があれば、是非チェックを。

そして是非お出かけになってください。

自然のことですので、いつが満開かは神のみぞ知るですね。