ウイグルの暴動？

どちらの言い分が事実なのか。

中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで５日発生したウイグル族による暴動で、新華社通信は６日、一般市民ら１４０人が死亡、少なくとも８２８人が負傷したと伝えました。

昨年３月のチベット暴動を上回る、近年では最大規模の民族衝突。

亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の日本代表は６日、新華社報道で同会議が暴動を扇動したと名指しされたことに関し、「作り話」と否定し、平和的デモに対し、当局側による無差別発砲があったとの見方を示しました。

暴動なのか、デモなのか。

これまでの中国の報道姿勢を見ていると。

平和的デモの武力弾圧を、暴動鎮圧と報道しても、不思議はない。

今回の直接のきっかけは、広東省の工場で６月下旬、出稼ぎ中のウイグル族労働者が漢族に殴り殺される事件が発生、事件の処理に対する中国当局への不満が、原因のようですが。

経済発展を続ける中国の中で、漢族との格差に対する不満が、背景にはありそう。

どうも、中国という１つの「国」という枠の中ではありながら。

「漢族」と少数民族(？)の感情的対立は、根深いものが。

そんなに対立するのなら、独立させちゃえば、とも思うのだが。

ウイグル自治区には、天然資源があったりして、そんなに簡単に手放す気はなさそう。

力による弾圧は、いつか崩壊する危険をはらんでいるような気がするのだが・・・