息子の小学校から、
言語治療を受けることを提案します。
的なお便りをもらいました。
確かに息子は赤ちゃんの時からしゃべりだすのが遅く、
健康院での検診も何度も再検査になった。
だけど今現在息子の言語の問題は、
単純に日本語能力が優勢で広東語が劣勢だからであって、
障碍とかでは無いので、言語治療受けてもどうしようもないのでは?
言語に関しては病気や障碍ではないから、治療する必要もないし、
わざわざどこかの治療施設に連れて行くのも、時間的に大変だし。。。
と思っていたら、
学校に言語治療士さんが来てくれて、
個別に治療をしてくれるらしい。
保護者も可能ならば参加してほしい。
という事だったので、やってくれるなら行くわーーー
って感じで、娘を幼稚園に送って、
学校の近くで生牛肉湯河を食べて行ってきましたw
最初に治療士さんと私二人で現状を報告する面談のような事があって、そこでびっくり!!
治療士さん日本語ペラペラ。
なので遠慮なく
・赤ちゃんの時から初語が遅かった事、
・落ち着きがなく、すぐに癇癪を起す事から、3歳の時に日本の保健師さんの予約を取って面談した事。
・その時に私はADHD(注意欠如・多動性障害)を疑っていたけど、保健師さんからADHD気味だけど違うと言われた事。
・今はADHDから多動を取ったADD(注意欠陥障害)を疑っている事
・言語に関しては広東語能力が遅いのは家庭環境上仕方のない事ではあるけど、4月から福利會(学童)に通い始めて、みるみる広東語のレベルが上がってきている事。
思ったことを日本語でスラスラ説明出来て楽だった
息子の治療のはずが私のカウンセリングになっていた。
事前に息子と面談していた言語治療士さんの見解は、、
・確かに集中力、暗記力が無いけどADDではないと思う
・広東語の発音は問題ない
・広東語はこれからどんどん伸びて行くから、お母さんはもう広東語で話しかけなくていい。せっかくキレイな広東語と日本語が覚えらる環境にいるのだから、もう日本語オンリーで大丈夫。
・息子の字が雑で汚すぎるから、丁寧にキレイに書く練習をさせた方がいいw
で、息子ともう一人同級生の女の子が部屋に呼ばれてゲーム形式の治療が始まった。
最初は単語しりとり。
そこですぐに気が付いた。
もう一人の同級生の子は、おそらくADHDだ。
しゃべってる内容は普通の広東語だから言語は問題ない。
でも息子とは比べものにならないほど落ち着きがない、椅子にまっすぐ座っていられない、話を聞けない。
椅子の背もたれに足をかけながら、グラグラ。
手は常に髪や文房具をこちょこちょを触って、体がグネングネン。
息子もその子の様子にびっくりして、
「すごいね。。。君。。。」
って広東語で言っていた。
私も若干衝撃だった。
4年前、日本の保健士さんが
「お子さんはADHD気味ですが違います。本当のADHDの子はこんなもんじゃない」
って言った意味が分かった気がした。
肝心の治療は、息子はゲーム形式になると俄然ヤル気と集中力を発揮し、気持ちが前のめり過ぎて失敗してしまう事はあっても、一応ちゃんとできていた。
そのヤル気と集中力、普段の授業中と宿題中に発揮させて頂きたい
単語のしりとりや数字の暗記を通して、語彙の種類を増やすこと、暗記力を鍛える事を家でもやるように。
これから月一ペースで治療を行うのでこれる時はお母さんも来てくださいと言われ終了。
この言語治療、息子だけではなく私にとっても収穫が多く、
今まで何となく気になっていた事、
今後の息子との言語面でのかかわり方など、
何となくだけど自分と息子の進む方向が見えてきた気がした。
言語治療士さんにはもちろんの事、
出来ない子に対してもフォロー体制が整っている息子の小学校にもありがたい気持ちでいっぱいです。