2013.6.22(土)@まさご座 1回目華月漣さんポラ~2回目ラス 

3景にて。
ついに絶滅文化危惧種である花電車をみてしまった。
しかも鮎原かおりさんという若者かつ美女、類稀なパフォーマーによる花電車を。

「日本は貧しい国です。」

かつて活況に沸く日本を訪れた際、マザー・テレサはこう言った。
物質的に豊かになっていく反面、心の豊かさ、文化の豊かさを失っていく様を感じての発言だったそうだ。
一面正解だろう。
その後全国各地のストリップ小屋が加速度的に閉鎖されいいったことを鑑みればそれは明らかである。
ただ、マザーが花電車を知っていたらそんな言葉は出なかっただろう。
寿美さくらさんの花芸妓、ヨーコさんのファイアー、そして鮎原かおりさんの子宮マンパワー。
さすがのノーベル平和賞受賞者の聖マザーも、日本の踊り子さんの性技の豊かさに卒倒、言葉を失ってしまっていたに違いない。

MASAGOに来てMANZOKU。
が、その満足度を天井なしに上昇させる出来事が起きるのであった。

4景 川中理紗子
考えてみれば久々である。試しに自ブログと「川中理紗子」で検索してみると今年の1結道劇以来だった。
1回目、以前みたことある浴衣の演目。
浴衣は白基調で涼やかな感じになっていた。団扇を持って舞いも夏らしい。
2回目は、スト曲「夜桜○七」を使った演目。
これ凄かった。
登場時、一瞬誰かと思うほどの表情。
伏し目がちにしているためか、寂しげな美と繊細さが表現できている。
和服に和傘を持っての舞い。
美しいです!
ベッドはオナベ。
この手のオナベもけっこう人気があるのだろう。
ポラ。
川中さんに限らず、ポラは長かった。
いずれも長蛇の列。
1景の美咲ゆりあさんがポラがないためか、いずれもソロ進行。
5景HIKARUさんのポラ時、既に4時ごろになっている。
この時テケツ前にタムロしていた客の一人がアッちゃん(テケツの美人ねえさん)にたまらず聞いた。
「今日は3回廻し?」
「3回廻しです」
「いつ決まったの?もう最初から決まってたの」
「いえ、今決まりました」
「このポラも10分はかかるだろうね」
「いや30分以上はかかると思います」
確かに30分はかかるかもしれない、いやそれ位かかるだろう。
事実、大人気HIKARUちゃんポラは40分以上かかってしまった。
合ポラ有り(500円)。
まさごのポラにWやトリプルは存在しないのだろうか。
2回目もオールシングル、ピン。
終了時には8時をまわっていた。

話は2回目1景に移す。
これはアメ限ならではの話題である。
実はまさご座、常連スト客さんなどより聞いていたのだが、十三同様個○サービスがあるとのことだ。
入った時よりどこが個○なのかそわそわしていたが、今一歩わからず。
場内左、奥まったところに自動販売機のコーナーがある。その奥も場内から見えないようになっているのだが狭く特に個○があるようではない。
場内右。ドアがある。この先で行われるのだろうか。ってか、個○があるとすればここしかないだろう。ただ、ここはテケツ控え室に通じてるような気が・・・。
また、その個○サービスはトップの姐さんが行うとのことだった。
トップの姐さん、美咲ゆりあさん。
初見である。
進行・・・ダンス、ベッド、タッチ。ポラなし。
香盤表にもタッチとあり、特に個○に関するような記載もない。
この姐さん、合ポラにもフィナにも参加していたし、個○やらないのかなと諦めかけていた。
が、HIKARUさんポラ時テケツ周辺にいると、テケツ奥よりトップの姐さんとおぼしき人が来て何かアガリの報告のようなことを行っているのだ。これは個○ある!確信めいたものが芽生えてくる。
そして結論。個○はないが、個○サービスはあった。
場内右のほうではなく左の方だ。
2回目1景が終わった姐さんが客座後ろを通って、自動販売機奥へ。
後を追う俺。
客座から僅かに見える所、「空」という手書きの札が掛けられる。
自動販売機の裏手、姐さんが見える。
引き返す俺。
早速交渉しに行っているお客もいたが、「空」の札は裏返ることがなかった。
何がいくらで行われているかは不明だ。
もしかしたら何も行われてないのかもしれない(笑)。
特攻・轟沈する勇気が自分にはなかったまでである。
時々姐さんが付近の客座まで出てきて常連客と話ししたり、ギャグで小突いたりしていた・・・。

5景(トリ) HIKARU
景が始める前の暗転中、和服姿のシルエットが見える。
着物のためかそそくさとしたおしとやかな歩みだ。
ざわ、ざわ。
一寸の闇。
刹那、照明が場内を照らす。
まさごの舞台に和物は合っていた。
考えて見ればHIKARUちゃんの着物姿を見るの初めてだ。
片腕づつ振袖を返す。
着物の柄同様、派手さはないが、機微を押さえた舞だ。
うー、何て見ごたえだ。

盆入り。
中森明菜「傘がない」
井上陽水のカバーである。
赤い長襦袢を肌けながら盆に倒れこむ。
ビクンッ、足が宙に上がる。
天狗ベッド。
街角のHIKARU。黒天狗。

雨に ぬれ つめたい雨 心に浸みる
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ・・・

むぉおおおおおおおお!!!!!
魂を鷲掴みにされる観客。

盆から立ち上がるころには、松山千春『』。
これは、先日「ストリッパー物語」の演劇補佐として語り、リリーフランキーさんと空想の中で歓喜した伝説の演目だった。

多分あなたはいつもの店で
酒を飲んでくだをまいて・・・

ヤバい。ヤバすぎた。
ポラ。
転勤後初の再会。
なんと、特別にHIKARUちゃん周年グッズをもらえることとなった。
まさごのポラ場は暗い。
大丈夫かなと思ったが、フツーに綺麗に写っていた。ほっと一安心だ。
ポラコメ。
HIKARUちゃん、足首を大破中である。グルグルに巻かれた肌色テーピング。
あまり踊らないようにと言われているのだが、性格的にムリだそうだ。
全ステージ、フルスロットル。そんな踊り子魂がファンを捉えて離さないわけだが、故にこの先も果てしなくコースが続く。
ファンとしては実に心配極まりない(涙)。

2回目の演目。
盆付きスタート。
2中上野で見た白羽大扇二刀流の演目だった。
激しいHIKARU流ダンスもある。
ピアノでのインストゥルメンタル。
広いまさご座にHIKARUちゃん特有の孤高のオーラが解き放たれる。
ポーズベッド。
まるで壮大なオペラを観ているかのようだ。
気がつくと、何と1回目の作品以上に客は静まり返っている。
耀きと静寂。
本舞台立ち姿でポーズを決め、光とともに闇へ帰る。
なかなか鳴り止まぬ拍手。
とんでもないものを見てしまった。

ポラ前。
実は1回目の時もそうだが、トリのHIKARUちゃんだけパンプレがあった。
投光さんのアナウンスよりHIKARUちゃんvs熱望者によるジャンケン大会開始が告げられる。
パンツオンリーのHIKARUちゃん、盆で一声。
「パンツ欲しい人っー!」
「はーーーーーい!!!!!」
百人近くいたMASAGO客ほぼ全員が手を上げる。
そう、ここはAKBのジャンケン大会どころではないのだ。
自分はショッパナで瞬殺されてしまった。
2回目。
HIKARUちゃん登場。
「今回は後ろがTバック、何と私のプライベートパンツだよ~!」
確かにデザインがいい。
「やっ~ほ~!!!」と声が上がる。
無論全員挙手。
「5,000!」
「6,000!!」
「万!」
いつの間にか自然発生的にオークション化する場内。
なだめてジャンケンへ。
HIKARUちゃん対百。
「はい、グーの人」
珍しく勝ってしまった。
ここはよく考えるべきだ。次はこれで行こう。
「はい、チョキの人」
勝利。
人数激減。
「はい、またまたチョキの人」
負けた。
「あれ、みんないなくなっちゃた・・・!じゃあさっきの人でもう一回」
おぉ、あいこでなくてもいいのか・・・。復活!!!
弾丸が命中し死んだハズが、実は御守りの中の鉄に当たり助かったようなもの。
ふいにストではないが、以前トップAVスター小室友里さんと行われたジャンケン大会を思い出した。
今回以上に何度も同様の死線を乗越え最後の一人となった過去・・・。あの時は棺桶の中から起き上がるゾンビの如くサバイバルした。
よく考えよう・・・。次はこれだ。
「はい、パーの人ーー!」
どよめく場内。
周りを見る気はしない。
自分の方に視線が集まる。
何とパーの人は己一匹だった。
インディージョーンズ張りの脱出劇。
拍手喝采。
「〇〇くーん!!!」
HIKARUちゃんによる実名表彰が行われた。
「遠くから来た甲斐があったねぇ~」
「はい、やりました」
「どこから来たんだっけ」
「岡山です」
ざわ、ざわ、ざわ。
関東から来た人もいたようだったが、多分自分が最遠方だったのだろう。
こいつになら負けてもいいというようなムードが広がっていくのがわかった。
「遠いねー、岡山。あれっ・・・高知じゃなかったんだっけ。今わたし、勝手に高知って言っちゃった。。。」(場内笑い)
そして、盆上万歳するHIKARUちゃん。
カブリまで歩を進め、おパンツをずらす私。
畏れ多い。
バチカン共和国か何かの神聖な儀式に参加しているような気分だ。
足を少しずつ交互に上げパンツ脱がしの補助をしてくれる。
HIKARUちゃんの右足首にはハードにテーピングされていた(涙)。
パンツ脱がしの任務成功。
両手を挙げて自ら座に戻った。
マイバッグの中、戦利品のパンツをすこし手で揉む自分がいた。

自宅にて。
就寝前、いつものようにポラを眺める。
そして、HIKARUちゃんパンツを手にとる。
可愛い!!!
何という愛おしさ!
そしてとてもいい匂い。クロエの香水だろうか。
が、それも含めてまぎれもなくHIKARUちゃんの香りである。
パンツを顔に押し当てビッグバン・ベイダーのように呼吸を繰り返す。
気持ちいいっーーーー!!!
現代社会の心の隙間をことごとく埋めてくれるような飽和感。満天星の一体感。
ひと時の天国がそこにあった。
正直今までパンプレに興味がなかった。
なので、パンプレジャンケンに熱中する人の気持ちがイマイチわからなったのだが、こういうことだったのか!?。
パンツとは所詮布切れである。
が、その布切れを最大限に活用し、明日への活力とする。
ストの豊饒たる文化を改めて知ってしまった。

↓ 周年ジグソーパズル。もう仕事どころでない。無我夢中で完成させた。

photo:01


↓ 栄光のHIKARU privateパンツ。パズルは今や10秒台で組立てれるようになった。

 

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↓ USレッスンから帰国したアゲハちゃん。岐阜の地でどんなステージを見せるのか。

 

 

photo:04

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