「松山千春 『提唱』に思うこと~松山千春 全作品解説267~」S2986

 

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◇更新履歴
V1.0:2015.05.14 初稿

V1.1:2018.02.26 是正、歌詞の掲載

V1.2:2021.10.15 是正

V1.3:2024.03.06 直近の演奏実績及び追記

 

 

 

■「提唱」編曲者:大石学

1988年11月28日発売のアルバム『Message』のLP B面3曲目(CD 8曲目/全10曲)

 

 ※ 直近の演奏実績

・松山千春コンサート・ツアー2021秋「敢然・漠然・茫然」

 

 

 

 

◆レコーディングミュージシャン(後日、追記)

 

◆所有収録アナログ・アルバム

◆所有収録ミュージックテープ・アルバム
◆所有収録CD・アルバム


◆2015.5.15 夢野旅人(2021.10.15是正)
1990年代は夏のイベントなどでよく歌われていたが、2007年春の「自壊」ツアーで2回だけ「Message」と入れ替えて歌われてから、2018年現在まで歌われていない「提唱」。

 

1988年に、初めて「夜のヒットスタジオ」マンスリーゲストに出演。

5週にわたる出演だったが、最新シングルである「愛のぬくもり」は歌われていない。


「炎」や、「ひとりじめ」で松山千春の圧倒的な歌唱力を見せつけた後の第3週に選んだ曲。それが、まだリリース前のアルバム収録曲の「提唱」と、その年の春にリリースした「幸せ」だった。


黒のサングラスに、高価そうな同色の革ジャンにパンツ、時計に指輪という出で立ちで「提唱」を歌った。

そして、カメラに向かって、一分ほど語り始める。


~地味なフォークシンガーとして唄を歌いたい~

~幸せは自分自身が感じること。 

どんな生活を送っていても、その生活の中で幸福感を感じることができる~

~裕福と幸福感は違う~

と、メッセージを残して「幸せ」を歌った。

ライブでは見慣れた風景だったので、当時は、正直流していた。

だが、今、改めて見ると、フォークシンガーとして爪痕をしっかりと残していたと感心する。

 

「提唱」。

決められた道を歩いている。

誰かを追い越して、追い越されて、疲れ果てている。
裏切られるよりは、裏切ったほうが、

騙されるよりは、騙したほうがいい。

正直者が馬鹿を見る世の中に、愛想尽きている。

歪んだ心に夢を描いてる毎日を送っていたら、

自分に嫌気がさして、生きることも疲れ果てた。
と、唄の主人公は嘆いている。

そんな彼、つまり僕らに、千春は歌う。
気にすることはない。

人生はきれいことではないのだから。

好きにすればいい。

一度きりの人生だから。

あなたは、その現実と向き合いながら、生き抜いてください。

そして、人生を謳歌してくださいと。

「幸せ」と「提唱」。

残すべき唄を残したなと、歌うべき唄を歌ったと今、この日の「夜のヒットスタジオ」を見るとそう思うのです。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

 

疲れた体を ひきずりながら 
決められた道を 歩いていたんだ 

時には誰かに 追いぬかされて 
時には誰かを 追いぬいて 

気にする事はない それが人生だって 

だまされるよりは だましたほうが 
裏切られるよりは 裏切るほうが 

正直者は バカをみるだけ 
賢い奴が 生き残る 

きれいごとじゃない それが人生だって 

ひずんだ心に ゆがんだ夢を 
きれいに描いて すましていたら 

自分自身に いや気がさして 
生きる事にも くたびれた 

好きにするがいい それが人生だって 
好きにするがいい それが人生だって

 

◆E. 松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説5~1988-1989

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