もう一つの宝物〜きょうだい児 | 胆道閉鎖症・乳幼児肝疾患母の会 肝ったママ’s

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 子どもが入院して、しかも胆道閉鎖症や肝疾患のお子さんの場合は、手術やその後の経過観察などもあり、結構長期入院となります。また、成長の過程で胆管炎になったり、静脈瘤の検査などで、入退院を繰り返すこともあります。
 親は何か具体的にできるわけでもないのですが、せめて入院している子どもの側にいてあげたいですよね。

 しかし…、ご家庭によっては、宝物は入院しているお子さんだけではありません。お兄ちゃん、お姉ちゃんがいたり、その後弟や妹ができるご家庭もあります。闘病している我が子のほかにも、大切な宝物です。

 入院している子につきっきりだから、お兄ちゃん、お姉ちゃんが必要以上にしっかりしているのではないかな?我慢させているんじゃないかな?
 下の弟や妹は、ママがいないから甘えるのを我慢しているんじゃないかな?寂しい思いをさせているんじゃないかな?
 親としては、身を切られるような思いをしていると思います。

 きょうだい児が、病気の兄や姉、あるいは弟や妹についてどう思っているのか?病気のこと、どう伝えたらいいのか?親がそばにいてあげられないけど、同じように気にかけているんだけど、どうしてあげたらいいのか?親として、とっても悩んでいることでしょう。

 また、ご自身がきょうだい児の人もおられるでしょう…。我慢してた…寂しかった…でも親が大変なのを見て、何も言えなかった…、そんな思いを抱えていた方もおられるのではないでしょうか?

 そんなきょうだい児の悩みを抱えている親御さんや、きょうだい児をサポートしている団体があります。大きな団体ではないので、活動範囲もまだ限られてますが、同じような悩みを抱えている親御さんの相談相手や、きょうだい児自身が語り合える場なども設けているようです。

 患児同士が自分の病気について、語り合う場も少ないのですが、患児のきょうだい児が語り合える場はもっと少ないです。でも、そういうきょうだい児を支援している団体があることも知ってください。そして、必要ならば、連絡をとってみてはいかがでしょうか?子どもは親だけで育てるものではなく、大人たちが共に育てることも時には必要です。一人で悩まずに、相談してみましょう。



   

 病気の子どもの「きょうだい」が安心して自分の気持ちを話せる居場所を増やすため、細々ときょうだい支援の種を蒔いているボランティアグループです。「きょうだいさんのための本」という小冊子をホームページで無料配布しております。ブログはこちら