頂いたコメを拝見しまして。
今夜は「だからよ~」の謎に、更に迫ってみようと思います。←?
一日に何回使うかな・・・。
だからよー。
「お母さん、何故ちゃんと一人で起きない(#゚Д゚)!」
「だからよ~・・・。」
「お母さん、電気つけっぱなしだってば(#゚Д゚)?」
「だからよ~・・・。」
英語で言う、ジャスト・ビコーズのような。
沖縄風に直訳すると、「だって、そうなんだのにぃ。」←直訳せんでいい
標準語で言う、「どうしても!!」「なんでも!!」にちょいと似ているが、どうしても!!と言っちゃうと、ちょーっと偉そうでしょ?
逆ギレ、って気がするでしょ?
試しに置き換えてみよう!!
「なんで起きない( #゚Д゚)!!」
「なんでも( #゚Д゚)!!」
悪い・・・!これじゃ悪すぎるよ私・・・!←え?今は?
何開き直ってるんだよ・・・(#゚Д゚)!!
しかも今後もこのスタイルを変えるつもりはありません!!みたいに聞こえない?
それにたまには一人でちゃんと起きてるし。←もうどうでもいい
これらの場合のだからよ~、は決してキレて無いのであーる。
が、第三者に対して腹を立ててる時には、若干強め、キレ目の時もある。
「エー、あの人よ!!何でいつもあーなのかね?!」
「だっからよ~(#゚Д゚)!!」
一緒に困ってあげる、という表現が合っているかもしれない。
要するに、自分の失敗で相手に迷惑をかけた時であっても、相手が困ったり怒ったりすれば、率先して一緒に困ってあげる事が出来ちゃうという、魔法の言葉なのである。
「エー、あんたよ~!何でこんなに遅れて来るねー(#゚Д゚)?」
「だからよ~・・・。」
「エー、あんたよ~!この間も言ったんだのにぃ(#゚Д゚)!!」
「だからよ~・・・。」
「エー!あんたよ~!昨日やった、って言ってたの嘘だったばー(#゚Д゚)?」
「だからよ~・・・。」
そして「どうしても!!」のように逆ギレでは決して無く、困ったように頭を掻いて「だからよ~・・・」と言われるとどうも・・・それ以上追求するのが非道な人間のする事のようにすら思えてしまうのだ。
しかしながらこの魔法の言葉には、かなりの量の隠語が秘められている場合が多い。
過去に私が聞いた、最高のだからよ~。
だからよチャンピオンが贈る、だからよ語録を紹介。←?
市役所で。
女性職員が、私の隣で居心地が悪そうに座っているおばぁに声をかけた。
職員「あい、比嘉さん(仮名)、保険手帳あったのー?」
おばぁ「・・・だからよ~。」
職員「そうねー!じゃぁ手続きしようねー?」
会話これにて終了( ゚Д゚)!!ちーん。
なんとスムーズなんだ、沖縄県。
これを日本語訳にて解説しますと・・・。
この比嘉さん(仮名)というおばあちゃんは、保険証を紛失したため再発行の手続きをしに数日前、市役所を訪れていたと思われる。
恐らくその時点では、もう一度よく家の中を探して下さい、そしてどうしても見つからなければその時は再発行の手続きをしましょう、っちゅー事で、一旦おばあさんはおうちに帰されたのだと思われる。
んがしかし!!
どこをどう探しても、保険証は出てこない。
結局おばあさんは再発行の手続きをしに、もう一度市役所に足を運び、心細い気持ちで座って待っていた・・・。
それをこの職員が覚えていたようで(さすがフレンドリー!沖縄県)、声をかける。
「あぁ、比嘉さん(仮名)、保険証の件ですか?探してみました?ありましたか?」
「それが・・・どこをどう探しても見つからないんです・・・。」
「そうですか・・・。それじゃぁ再発行の手続きをしましょうか?」
「はい、お願いします。」
なんとこの会話だけで、これだけの事がわかってしまう沖縄生活3年超。
このおばぁが今のところ私の中では、だからよチャンピオン。
そしてナイスセコンドだ、市職員!!←?
かなりのセンスで空気読んでるし!!←???
この話があまりにも愉快で、北海道の友人に最初にあげた会話のみを話すと・・・。
全員が「???」になってしまう。
ところが沖縄の人にこのことを話すと、全員が一発でこの内容を直感的に想像するのである。
そして私もこれがもし沖縄に来て間もない頃だったならば、この隣の窓口の会話は「???」だったに違いない。
しかも私的には相当沖縄チックですげえ!!と思った「だからよ語録」だったのに。
だからいろんな人に話したのに。
ん?それが何だわけ?普通だってばー?という形でほぼスルーされてしまうのである。
それが何だわけ?と聞かれると・・・。
返事は勿論、「だからよ~・・・。」
そして。
この件 に関しても。
私が「信じられん!!」と言ってた時。
北部の友人達もみんな口を揃えて言ってたな・・・。
「だっからよ~(笑)!」
無責任な同意の表現法としても用いられる、だからよ~。
だがしかし、この魔法の言葉は私が理解するよりも更に更に、奥深いものであると思っている。
本能であり、精神であり、そして理性でもある。
三位一体とはこの事だ。
魂の言葉、だからよ~。
しかし。
この言葉は仕事において用いられる事はほぼ無いため(TPOとして)、観光でお越しの際にリアルで体験できる事は無いと考えて大丈夫です。←大丈夫ってなに?
どうしても聞きたい場合は、相当ディープな場所に行き、ゆんたくの輪に入ったりして会話を盗み聞きするのがいいかと思われます。
中の湯に行き、表のベンチで・・・。
「場所がわかりにくからよー。」と言ってみるのもいいかも。
サービスだからよ~が聞けるかもしれません。
ですが一般のショップ店員に、何か難しい事、特に何か理由を言わなくてはならないような質問をして。
相手が相当困ってる場合には、その人の頭の中で「だからよ~・・・」がぐるぐるしてるかもしれません。
もしもずーーっと困り続けているようであれば、つぶやくようにニッコリと優しく(ここ重要)言ってあげて下さい。
「だからね~。」
相手はかなり救われるはずです。
イントネーションは、「早見優(一本読み、分け読み、いずれもOK)」とか「ヒロミ・ゴウ」とかでOKです。
是非、この記事もりーさーの見解が聞きたい。
明日は貰って喜ぶ、マニアックな沖縄土産、あたし変編です!
そして・・・あいりすさん、来沖初日はアグーの焼肉なんてどぉ(笑)?
予約受付中、だはずよ~?