娘と私の会話 羽生くんの『 神対応 』編 | フィギュアスケーターの幸せを祈る

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「新たな一歩だと思っています。不安は何もなくて、ただ前にある道を進んでいくだけだと思っているので、新たな経験をして、元気に前を見て進んでいきたいと思います。」浅田真央

お休みの日の昼下がり、キリトルTVの録画を観ていた。
キャシーの引退の時、挨拶を促す羽生くん
しょーま君にジャンプを促す羽生くん
世界選手権でのハビちゃんを称賛し、盛り上げる羽生くん

いい子や~とにこにこしながら観ていたら、娘が言った。

娘「お母さん、これ、いいの?」

私「へっ?」

娘「神対応って言われてるよ。いいの?」

私「???」

娘「その言葉を羽生くんに使うのはどうかと思う。神対応って、アイドルがファンに対する対応がいいって時に使う言葉だからね。握手会で、ファンにいい反応したり、常連の顔を覚えてたり…。
基本的に、サ-ビス業に対する高評価を表す言葉だから。
フィギュアスケートは、サービス業だと思われてるんだよ。しかもこれ、アイスショーじゃなくて試合だよ。
神対応って言う言葉がもうダメ。
キャシーさんや宇野君やハビに、羽生くんがサービスしてる、って言葉だからね。
私、自分の好きな選手がー、アイドルじゃないよ、選手が、こんな風に扱われるといやだよ。
羽生くん、プロになってるならまだしも、まだ選手だよ。競技者だよ。
こんな扱いでテレビで前面に出されたら、ぞわぞわする。嫌じゃない?」

私「全然嫌じゃない。」

娘「お母さん、それでいいの!?フィギュアファン、それを何もギモン持たずに見てられるの?
テレビのこやしにされてるんだよ。
一回じゃないよ、何回も、「神対応」言ったよ。すりこもうとしてるでしょ。
こういう謎の持ち上げるだけの番組見てて、操作を感じるでしょ。
羽生くんは、神対応のつもりでやってるんじゃなくて、フィギュアを盛り上げたいとか、そういう意図を持って、やりたくてやってると思うわけ。
でもメディアは、そういうふうに映したくないわけ、
気遣いのある優しい人で、神対応するって、料理したいわけ。
こうやって、印象が増幅されるように操作してる。
テレビの目玉商品にされてるのに、演出されてるのに、お母さんがへらへら笑って、喜んでるのが信じられない。
テレビのこの扱いがOKっていうのが信じがたい。アイドルと同列なんだよ。」

私「だって、優しいんだからいいじゃん。羽生くんはもうアイドルだし、かわいいのもほんとだし、女子より肌きれいだし。」

娘「肌見てんの。キモチわる。コワ~、その情報はいらなかった。闇だわ~。フィギュアファンってわからないわ。」

私「テレビが放送する前に、キャシーのこともしょーま君のことも、ハビちゃんのことも、ファンはみんな知ってるんだよ。
だから、テレビが取り上げても、よくぞ言ってくれたって感じだよ。」

娘「それでいいの?テレビが取り上げてもいいの?」

私「テレビも、知ってくれてるんだなーって。」

娘、大爆笑「まじで…もうそのへんの価値観が逆なんだね…。
今、絶好の素材でしょ。やりたい放題でしょ。本人バラエティ出ないけど、出たら出たで大変なことになるから賢明な判断だけど、本人不在のまま、羽生結弦神話作り上げられて…神対応って一応誉め言葉だから、苦情も来ないし、動画だけだからギャラもかからないし、羽生出しときゃ視聴率取れるし、テレビも汚いよね~やり口が。
これが許せるってことは、ファンも羽生くんを消耗品として見てるってことだよ。
フィギュアに元々詳しくなくて、バラエティばっかり見てる人は、ここから羽生くんに入るんだよ。たとえ、その人がこの番組見て、羽生くんのフィギュアの試合見るようになっても、他の選手見ないよ。
だからね、そういうファンがつくの、無理ないの。スタート位置につこうとしてるのに声かけて邪魔したり、愛してるーって叫んだり。」

なんだか、娘のほうがフィギュアスケーターの幸せを祈っているような気がしてきました…。


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