「ん~~~ん~~」

見ず知らずの男の手が、体中を這って。
ムリヤリ、中に入ってくる。
自分のモノを刺激されて、強引に快 感を引き出されて。

それでも、最後まではイ カせてもらえずに・・
長く感じる時間。
ずっと、男が中にいて。
何度も・・何度も・・・打ち付けられて。
何度も・・何度も・・・男が欲望を中に吐き出していく。

男が満足すると・・
その行為はおわり。

その頃には、意識も朦朧としていて・・
僕の中から、抜けだして行く頃には・・

深い闇に意識が落ちていく。







閉じ込められていた。

生成りっぽい服だけを着せられていて。
食事は最低限のものが、与えられる。




ある時、気がついたら、この部屋にいた。
コンクリート打ちっぱなしの部屋。
片隅にベッドがひとつ。
入り口は1か所で、ドアには、食事が入れられるような小窓が開いている。
入り口から遠い、部屋の奥には、水路。
深さは50センチ位。幅30センチちょっとくらい・・
水が常に流れている。
部屋にあるものは、それだけ。

5回に1回。
食事とともに、手錠が入れられる。
食事が終わったあと、それを自分の手首にかけて・・・


そのうち、男がやってきて。
口にガムテープを貼られる。



どうせなら、見えないように、目隠しもしてくれれば・・
何も知らないまま、のほうが・・
よかった。


男の欲望に滾った目を見せられながら、自分が貶められていく・・

心では、イヤだ・・と、叫んでいるのに・・
体は快感を感じて・・
自分の体が汚らわしいものに感じる。


出せない言葉を振り絞るように、拒否の声を喉で出す。
ただの唸り声になって、相手には、意思は伝わらない。

もしかして、よろこびの声だと、思われてるのかもしれない。
それが、イヤで声を出すことをやめようとも、思ったこともあったけど・・・

男は声を聴くのが好きなのか、出さないと、傷めつけてくる。



いいように、体を弄ばれて。
意識を失うように、眠りにつく。
朝になると、いつの間にか手錠は外されていて。

そんな日には、汚れきった自分の体を浄めたくて。
水路の水で、体を流す。