~プロローグ~
今や、沢山ワサビが植えられ清涼で、風光明美なこの場所。
しかし・・・この場所には伝説に隠された激しい戦いが存在したのだ。
やはり、関係ある場所なので・・・存在達が姿を現してきた。
さて・・・ここに眠る物語・・・実は海人族ととても関係が有りました。
戦いが始まったきっかけとして、どういう訳か全く正反対の説が真っ二つに分かれるんです。
まず一つ目は・・・
①そこに居た鬼が皆の味方であり、当時の帝から年貢など無理やりむしり取られて居たので守る為だったという説と・・・。
②村に悪い鬼が出て居るので帝が田村麻呂を派遣して、助けに来たという内容
という二種類何です。
これじゃあ鬼は正義の味方か、そうでないか良く解りませんね。
それはともかく・・・実際の物語の方を書いていきたいと思います。
ここでは、一般的に出回ってる物を選んでみます。
<八面大王伝説>
有明山の麓に三方を大岩で囲った岩屋に、八面大王と言う大鬼が住みついていた。
その周辺には家来の小鬼が居り、村里に出ては悪さをし村人を困らせていた。
それを聞いた坂上田村麻呂が鬼退治のため数回に渡り攻め立てたが、なかなか討つ事ができなかった。
そこで近隣の神社仏閣に祈願をしたところ、ある夜「山鳥の三三節の尾羽で作った矢を使え」とのお告げがあり、これを村人に探させた。
その時、矢村に住んでいた弥助が山鳥の尾を手に入れ献上した。
おかげで田村麻呂は家来の小鬼共々八面大王を退治できた。
鬼をそのまま完全な状態で葬ると生き返ると言われ、五体に分けて別々の所に葬った。
耳を埋めたのが「耳塚」、足を埋めたのが「立足」(現在は地名)と言われている。
また、八面大王が住んでいたとされる「魏石鬼の岩屋」は有明神社の近くにある正副寺にあり、その近くには「鬼の足跡」も。但し、「魏石鬼の岩屋」は現在は立ち入り禁止になっているが、ここに入ると祟りがあると地元では有名です。
坂上田村麻呂が祈願したと言うのが栗尾山の観音堂で満願の夜霊夢が山鳥の尾を使うようにお告げをしたために満願寺と呼ばれるようになったそうだ。
~以上がお話しの引用です~
以下は私の考察です。
この八面大王の八面という所に私は先ずピンと来たんです。
そして、これ何かの比喩であると・・・。
とある事を隠してるとしか思えないんです。
なので、次回にはそのお話しをして行きたいと思います。
続きは→その2