前回は→その1


  




さて・・・・今回は、サキミタマ、クシミタマという言葉について解説して行きます(*^^)v





 神社に興味を持つと、一度位は、この言葉を耳にした事が有るかもしれません。


 それでは、サキミタマ、クシミタマって一体何なのでしょうか?

今日はそんな所から解説に入って行きます。


前回のお話しで、神様の魂が分裂して、荒魂、和魂、そして元の神様の魂の三つになると言うお話しをしましたが・・・・。




このうちの『和魂』も分ける事が出来るのです!


解り易いように図を提示しますね(*^^)v

この様に神様の、「和魂」→人々に幸福をもたらす役割

が、幸魂(さきみたま)と奇魂(くしみたま)と二つに分裂するのです。


それでは一体、幸魂と奇魂って具体的にはどんな働きが有るのかな?という所について見て行きますね(*^^)v


先ずは・・・・・


【幸魂について】

ごく簡単に言うと、幸魂とは目に見える物の事を示します。

例えば、動植物が成長し、繁栄していく事を促す。

目に見える物質的な側面と言っても良いでしょう。


【奇魂について】

こちらは、目に見えない作用の方を示します。

人間の持っている精神性や愛情、動植物の生命力。

さらには死んだ人間の霊魂等も司る御魂である。


この三種類の神様が祀られている神社と言えば・・・・


奈良の大神神社なのです!


ここの主祭神は大物主であり、一緒に大巳貴神と小彦名神が祀られています。

この神様の詳細は・・・・・


大物主神=和魂

大巳貴神(おおむちな)=幸魂

小彦名神(すくなひこな)=奇魂


この様に神道の神様って三魂構造になっているんですよ(*^^)v


因みに余談ですが、ここの鳥居は三ツ鳥居といって、三つの鳥居が横一列に合体した形をしているんです。




※注意:こちらは大神神社の写真では有りません

三ツ鳥居の参考例として、三峯神社の三ツ鳥居の写真をウィキペディアより引用しました。大神神社の摂社「檜原神社(ひばらじんじゃ)」も同様です。



実は、あの有名な酒造メーカーの「サントリー」の鳥居社長様は大神神社の熱心な氏子様の一人で、社名の由来は、ご本人様の鳥居という苗字は元より・・・。


この三ツの鳥居に有るそうです。


三つ・・・・つまり三鳥居(さんとりい)→サントリーになったと言う訳です(*^^)v


因みにここの神様の祭神様は酒神様としても有名ですからね。

だから会社が成功したのかもしれませんね(^_-)-☆


三魂構造と、多次元同時存在は基本で重要ポイントです。この考えで神社は成り立って居ますから。覚えておくと謎がすっきりしますよ。