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 今日の内容は件名の通りです。

七夕とは先の内容でもほんの少しだけ触れましたが、平安時代に今の形にほぼ成ったのです。


七夕の話しは中国から道教の関連として渡って来て日本に伝わり、それが、古代から日本に元か有った話しと融合されて今の形になったのです。


なので、・・日本に元から有る機織り女達の伝説が重なっていって出来た物です。

そこまでに至るまでも色々なエピソードが混ざって居るのです。


機織り女の話しは次回にも出して行きますが、彼女達の事が「たなばた」の語源になって居ます。


【七夕の語源とは?】出典京都地主神社よりまとめ

「棚機(たなばた)」とは、乙女が着物を織って棚にそなえ、
神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々の穢れを払うというもの。



選ばれた乙女は「棚機女(たなばたつめ)」と呼ばれ、
後に仏教が伝わると、この行事は7月7日の夕方に行われるようになり、
「七日の夕方から神に捧げる布を織る、たなばたつめ」ということから、
七夕と書いて「たなばた」と読むようになったそうです。

織るという字は使って居ますが、瀬降津姫=織り姫ではないという事だけはわかります。

時代背景がまるで違いますからね。


と言う事は・・・・・・?


そうです(^v^)古代の七夕を探れば真実が見えてくるのでは?

と思ったそこの紳士淑女の方が居られましたら非常に感が良いと思います!


なので、ここは一旦現代の七夕の事を忘れて下さいね(*^^)v


七夕伝説は大まかに分けると次の三つの系統になるようです。



神同士の婚姻: 天の住人である牽牛と織女が結婚するが、仕事を怠けたために引き裂かれてしまう。



神と人の婚姻:人間が、獣皮(羽衣)をまとって異界から現れた祖霊(精霊~神)と結婚する。しかし祖霊は再び獣衣をまとって異界に帰る。人間は配偶者を追って異界に旅するが、難題を課せられる。失敗した、または聞き間違えたために夫婦は再び別れ別れになる。


人が神になる:現世で引き裂かれた夫婦・恋人が、死して星となった。

 

「神の婚姻」が多分物語としては最も古いのだと思う。

例の『詩経』の「織女星は機を織らず、牽牛星も牛をひかない」たとえからの想像かもしれない。


仕事をしない役人が憂うべきものであるように、仕事をしない牽牛星・織女星は、神とは言ってもやはり罰されるのである。


「人が神になる」は、どうも後世の創作っぽい。


殆ど見当たらないし、物語が不自然だったり味気なかったりするので。「神と人の婚姻」は七夕の由来民話として最も広まっているもの。いわゆる異類婚姻譚です。


中でも羽衣説話(天人女房、白鳥乙女)の色合いが濃い。恐らくは、元からあったこのモチーフに、七夕伝説の味付けを施したのだろう。

 

この話しは次に詳細を載せて行きたいと思います。

実はこの天人女房の話し・・・・最近手元に送られて来たのです。


偶然とはいえ本当に面白いです。

上記の様に一番七夕伝説の由来になったと言われる天人女房と言う絵本なのですから・・・・

そこには、何と専門の研究者の七夕に対する見解も載せられて居ました。


大変面白いので御紹介していきたいと思います(*^^)v





続きは→その6