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「一口に農薬といっても色々な種類が有るんです」

【まず、農薬とはズバリ何か?】

農薬とは、農業の効率化、あるいは農作物の保存に使用される薬剤の総称


しかし、私達が感じている悪者の農薬とは・・・・?


まず農薬には、大きく分けると科学的なものと、自然の物があるんです・・・・


生物農薬?なんじゃそりゃ?と思った方・・・・・


合鴨農法はご存知でしょうか?稲作で使うアイガモという水鳥を田んぼに放つ事により、害虫を食べてくれるし、糞は栄養になります。


農薬の定義の一つに害虫を駆除するという項目がある事から、

農薬取締法の上ではアイガモも特定農薬としてして扱われるんです。

ちょっと興味深いお話でしょ?(o^-')b


他に農薬と指定されるものに、

●殺菌剤

●防黴剤(ぼうばいざい)

●殺虫剤

●除草剤

●殺鼠剤(さっそざい)ネズミを殺すもの

●植物成長調整剤(通称植調:植物ホルモン剤など)

等があります。


生物農薬については、まぁ、これは自然の営みという感じでもあるでしょうから・・・・・という事で置いておきまして・・・・・


私達が、一般に農薬と思っているのは化学農薬の方だと思うのです。


ところが、確かに、この化学農薬・・・・知れば知る程・・・・・


正直たかちほは、絶句してしまいました叫び



まずこの化学農薬の歴史です。当然現在では違っている事もあるでしょうからご参考までに・・・・

引用参照:ウィキペディア等→こちら

【農薬の歴史】


日本では、16世紀末の古文書に
アサガオの種やトリカブトの根など5種類の物質を用いた農薬の生成法が紹介されており、1670年には鯨油を水田に流す方法による害虫駆除法が発見されている。


中国の『天工開物』(1637年)によれば、山西省では虫よけのために豆や麦に砒素を混ぜで播き、寧州や紹州の稲田では早苗の根を砒素に浸して豊作を得たという。

※砒素(ヒソ)と言えば、毒カレー事件がパッと頭に浮かんだ方も多いはずドクロ


1700年代には除虫菊の粉で作物を害虫から守ることができることが欧州などですでに知られており、商品として流通し始めた。

※これは、まぁ蚊取り線香かぁって感じですけどね・・・・


1938年ガイギー社のパウル・ヘルマン・ミュラーは、合成染料の防虫効果の研究からDTTに殺虫活性があることを発見、農業・防疫に応用された。DDTは、人間が大量に合成可能な有機化合物を、殺虫剤として実用化した最初の例であり、ミュラーはこの功績により1948年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。


DDTの発見に刺激され、1940年代には世界各国で殺虫剤の研究が始まり

1941年頃にフランスでベンゼンヘキサクロリド

1944年頃ドイツでパラチオン

      アメリカでディルドリン

がそれぞれ発明された。いずれも高い殺虫効果があり、またたく間に先進国を中心に世界へ広がっていった。

一部の殺虫薬は第二次世界大戦に使われた毒ガスの研究から派生したものといわれている。

※何かシュールな( ̄□ ̄;)気持ちになってきます


で・・・・・十一年前のデータですが・・・・・

2004年中における農薬中毒事故189件(死亡94件、中毒95件)のうち、156件は自他殺を目的としたものであり、誤飲誤食農薬散布に伴うものは33件(うち死亡2件)である

※つまり仕事として散布した時にも思わぬ事にという現象も有ったという事


【具体的農薬の毒性について】

何となく、化学農薬は悪いと思うけれど・・・・実際にはどうなるの?

というとハッキリ言えないことも多いと思いますので、下にメモしていきますね。


 しかし、わたしが今回書いているのは、一般的に農薬に多いとされる症状を紹介しているだけです。

それは中毒発生の原因、農薬は種類が様々で有るので、全てを追っていると、膨大な量になってしまうのです。


なので今回は、わかりやすくするために代表的な症例と取り上げました。


●呼吸困難、咳

●下痢、嘔吐、胃痛、腹痛

●知覚や運動の麻痺等の神経症状

●縮瞳、散瞳など

~以上~



 害病気の予防や対策、除虫除草の簡素化、農作物の安定供給・長期保存を目的として、近代化された農業では大量に使用されている。


 一方、ヒトに対して毒性を示す農薬も多く知られており、使用できる物質は法律で制限されている。


【ミツバチの消えた原因でもある】

ミツバチが全ていなくなったらどうなると思いますか?

植物が受粉出来なくなるものが多いし、滅びの原因になりかねませんよね・・・・・


ところが・・・・1990年代にミツバチ激減の話題が記憶に新しい方も多いはずです。


その原因も何と農薬だったんですよ。ご存知ですか?


 1990年代から世界中でミツバチが大量死する現象が相次ぎ、これは蜂群崩壊症候群とよばれ、原因のひとつに※ネオニコチノイドが挙げられている

※ネオニコチノイドとはニコチン様物質W→思わず笑いが出るほどわけのわからないもの使いすぎていると思うのは、たかちほだけでしょうか?


 そもそも、殺虫剤や殺菌剤を散布すると生態系が単調化し、窒素固定能、作物の根の周りへのリン酸供給量、共生微生物の生息密度、可給態リン酸や可給態窒素の基となる土壌動物やその遺体・排泄物等の量が低下し地力が衰える。また除草剤を散布すると炭素固定能力や地力が低下する。


ふぅ(´。`)何か暗い気持ちになってきてしまいますね・・・・


手間を省こうとした事が、逆に色々な物を壊してしまい、余計な手間を逆に増やしてしまっているという風に感じたのですが、皆様は如何お考えでしょうか?


そして・・・・こういった農業の流れに乗らず、当然頑張っていらっしゃる方もいらっしゃる訳です。

私は、そういった希望の持てる農業の事を書こうとしていて、どれを書こうか?と思っていた矢先・・・・・


何と、とある農業村に行くという機会がやってきたのです・・・・・

しかも偶然Wて、事は書けってことだよね(笑)


という訳でして・・・・次回からは


『農家に乗り込むたかちほちゃんW』

をどうかご覧下さいませヽ(*´∀`)ノ




続きは→その4