テルミンと緊張 | セバスの泉

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テルミン奏者=セバスチャン新美のBLOG

人様の面前で演奏を始めた頃、観客の極めて多いステージに


いくつか恵まれた。



曲が始まると、最初の音取りの緊張が解けた、2小節目くらいのところで


どちらかの足が震えることがあって、踵を踏み直さないと


まっすぐ立っているのが難しいことすら。



最初の曲が終わると、アドレナリンが引く様に収まるのだが、なんとも歯がゆい感じだった。




緊張すれば常にそうなのかというと、トラックの牽引免許のときも、


1級船舶のときも、飛行機のCheck ride のときも、足は震えなかった。


今の仕事の面接の時も大丈夫だったし、


マーブルのステージのときも大丈夫だ。



自分の91Aを信頼してはいるが、自分と機械との関係性だけに


ぽつねんと置かれたことに気づくと、拠り所のない心細さに苛まれるのだろう。



テルミンを擬人化してみようか、次のステージでは。


ついでに飛行機も擬人化したら、examiner のプレッシャーも感じないかも。