人様の面前で演奏を始めた頃、観客の極めて多いステージに
いくつか恵まれた。
曲が始まると、最初の音取りの緊張が解けた、2小節目くらいのところで
どちらかの足が震えることがあって、踵を踏み直さないと
まっすぐ立っているのが難しいことすら。
最初の曲が終わると、アドレナリンが引く様に収まるのだが、なんとも歯がゆい感じだった。
緊張すれば常にそうなのかというと、トラックの牽引免許のときも、
1級船舶のときも、飛行機のCheck ride のときも、足は震えなかった。
今の仕事の面接の時も大丈夫だったし、
マーブルのステージのときも大丈夫だ。
自分の91Aを信頼してはいるが、自分と機械との関係性だけに
ぽつねんと置かれたことに気づくと、拠り所のない心細さに苛まれるのだろう。
テルミンを擬人化してみようか、次のステージでは。
ついでに飛行機も擬人化したら、examiner のプレッシャーも感じないかも。