Asami KUMIKOの煩悩菩薩 -761ページ目

心理学教室での一こま

秋の心理学講座は、2クラスあるのですが、そのクラスのカラーが対照的で楽しいです



講師がこんなに楽しんでいいのだろうか



あは



第2回目だったのですが、勉強したことを踏まえ、



夜のクラスでは、交流分析を実生活に役立てるにはどうする!とか、



前回の構造分析と今回の交流パターン分析をフル活用して



実生活を分析したり。



始めは、仕事の仕方とか、仕事関係の付き合い方とか



そんな真面目な話だったと思いますが、



内容がどんどん濃くなっていき、親密な相手との究極のコミュニケーションの工夫などに話が及びました



交流分析は、ほんと使える



ね、受講生の皆さん



「心理学的見地からの分析で勉強になりました」



とおっしゃってくださって楽しく講義が終了しました。



皆さんの工夫も参考になりましたよ。ありがとうございます





昼のクラスでは、お義母さんの介護をしてらっしゃる受講生から



私がその介護の実際と工夫、認知症の発病から経過を教えていただいたり、



今の自分は、このようなエゴグラムだけれど、昔は、こんなエゴグラムだったでしょう、など分析したり。



受講生の方の生き方を通じて、私が勉強させていただきました。



「根性でがんばって、できなかったら、来世で実現します」



とおっしゃっておられたのが印象的でした。まったく同感です。





次回は、いよいよゲーム分析になるので内容がぐっと重くなります。



お互いに影響しあえる雰囲気がとても素敵だなと感じ、2週間後が楽しみです





おしゃれなカフェ

人生いろいろ。



過去のことは、過ぎたことなのでそのことでもう悩まない私です。



前の記事、重かったですよね。



ま、そういうこともあったということで、終わりにします。





この仕事をしていると、人生の縮図が見えます。



ていうか、今の仕事をする前もすべて守秘義務のあるのばかり。



特殊な場所にいました。



だからこそ、自分のプライベートは重要



プライベートにも、気合も入るわけです



小さな楽しみから、大きなものまで。





私のカウンセリングルームのすぐ近くにおしゃれなカフェがあります



私の憩いの場所です。空いた時間のお楽しみです



ランチもそこに行くことも多いです。



雰囲気って、大事。



時間が存在しないような雰囲気がとっても好き。



夫が「俺が見つけたんだよ」って言います。



そうだね。ありがとう





居心地がいい場所って、なんなのだろう。



クライアントさんがカウンセリングにいらっしゃって、



「ここは、落ち着く~。不思議だ」



って言ってくださるんですが、何か他の場所と違うんでしょうね。



どんどんメイクがナチュラルになり、すっぴんでいらっしゃる方も。



それがまた自然でいいな。



ある意味、一緒にお風呂に入ってる感じなのかな



いい意味で、裸の付き合いみたいなところがありますからね。



心をリセットしたり、充電したりする場所って大事だな~

父のこと

母の再婚話は、スムーズに進んでいるようなの。



次の日曜日は、私たち家族と弟が母のお相手とお食事をすることになりました。







弟は、父の面倒を看ているので、かなり複雑な様子。



当然だよな。父と母の余りにもかけ離れた日常。



弟は、父のことを



「悲惨すぎて、笑える。笑っている場合じゃないけど」



とため息。



父はまだ68歳。もう生きる気力がないのか、何もする気力がないという。



歩くことも億劫がって、一日をほとんど座って過ごす。



粗相をするので紙おむつにしてからは、トイレにも行かなくて良いわけで、更に動かなくなってしまった。



施設にも行きたくない、ヘルパーを家に入れるのもいやだ、宅配給食もいやだと、わがまま放題。



少し前までは、弟がおかずだけ買ってきて、そうすれば一人でご飯を炊いて食べていたのに、今では、何から何まで弟にしてもらっている。



今年の春くらいまでは、よぼよぼしているのに以前のように烈火のごとく怒りだし、私や弟を罵倒していた。



入退院を繰り返していたので、病院でもトラブルを起こしてはクレームが来る始末。



時には、弟のむなぐらを掴んで怒りをぶつけることもあったという。



怒りの元は、些細なこと。そう、何でもいい。



薬はどこにあるんだ!!!!、とか。そこにあるのに。



怒りをぶつける種を見つけては、自分の感情をぶつける。



ある日、弟がキレた。



「自分の感情を人にぶつけるな。それは、俺のせいじゃない!」



きっと父と弟の人生の中でも、未だかつてない出来事。



弟が自分の意見をしっかり父に伝えたのは。



それから、少しずつ父の行動にも変化があった。



それと同時に現実を認識してきたのか、母との離婚を悔やむ言葉も聞かれた。







母とのことは、もう遅いよ。



どんなに愛していても、そんな愛し方じゃダメだよ。



愛しているのに、相手を罵倒するなんて。



自由を認めない。すべて自分の思い通りにならないと、母のせいにする。



子供たちが、風邪をひくのも、怪我をするのも、成績が下がるのも、父に対してよそよそしくするのも、すべて母のせい。



そして罵倒する。





私たちだってわからなかった。



訳もなく殴るのはどういうこと?



友だちと遊んでいけない、いつでも家にいなさいって?



お父さんの言うとおりにしないとなぜ殴るの?



それは、理解できないよ。



それじゃ、子供たちもみんな離れていってしまうよ。



それでも、心の中ではお父さんだって必ずどこかいいとこあるって信じ続けていたんだよ。



私も、妹も、弟だって。



お父さんにひどいことされて、弟が大怪我をしたときだって、弟はお父さんを信じてたんだよ。



きっと、今でも。だから一緒にいてくれるんだよ。大嫌いなのに求めてしまう。





鬼のような父と神様のような母。



父は、どんなことも自分の思い通りにならないことは許さず、



母は、どんなに理不尽なことをされても許してしまった。



そんな両親の間で、私たち兄弟は迷い、戸惑い、恐怖にかられ、不安に押しつぶされそうな想いで育ってきた。



今(母は結婚に向かい、父は孤独の中にいる)だけじゃく、究極のコントラストをずっと見続けてきたんだな。





私は、この父の子供であったことでいろいろなことを学んできた。



ネガティブなことがあまりにも多かったが、それを糧にできて今は幸せだから、もういいの。



弟も、もう父を越えたと思う。だから、もういいんだと思う。





父は、幼い子供の心を持っている。



誰より臆病で、恐がり、自分さえも信じられないから、誰も信じず、怒りの鎧を着ている。







私も、妹も、弟も、自分たちが自分らしく生きればいいんだもの。



長かったな。そう思えるまで、30年以上かかっちゃったよ。



不思議なんだけど、私は、もう恨みも、憎しみもなくなった。



なんと心が軽いこと



だからかな、どんな些細なことも私にとっては、心からしあわせで、嬉しくて、感謝しちゃうんだよね。



小さい頃の暗くて、泣き虫で、おどおどした私も、



今の私も、すんごく好き



なんだかんだいっても、私は強いんだな。



あきらめないもの

私の先生たち

相手に伝わることって、言葉だったり、言葉以外だったり。



巣立ちを迎える長男に聴いてみたの。





「お母さんから何を学んだ?」





いきなり、哲学的になるのが我が家流なの。



夫とも子供達とも哲学的な話はよくします。



生きるということや、命のこと、思いやりのこと、などなど。





何だか考え込む長男。もしかして、無い



「う~ん、あるけど、何っていわれるとな。



あ、自分を客観的に見ること、かな。」



ふ~ん、そうか。それ私何回も言ってたかも。身に付いたのならいいのだけど。



「あと、人の立場になって考えること。だな」



ふ~ん、そうか。長男は、たくさん話しをした分、言葉で言ったことが印象にのこっているのな。



「お父さんからは?」



「一つの事をやり遂げること」



即答。なんだか、その早さに嫉妬して、次男にも聴いてみた。



お母さんから学んだこと。



「うん。たくさんあるよ。人とのつきあい方、距離の取り方、思いやりのかけ方」



次男は、言葉以外のことで学ぶようだ。



「お父さんからは?」



「男としての生き方」即答。





同性の親からは、ダイレクトに入ってくるのかな。なんで、即答?



いいんだけど。ちょっとうらやましいな。



三男にいたっては、



「感情の波があっても、良いということ。落ち込んでも、ハイテンションでも良い!そのままでいいってこと!」



私、喜んでいいのだろうか



本当に彼等は、私の先生です。大好き

親心

息子の就職が決まりました



何かと心配な長男だったので、ホッとしました



なんとも不器用で、優しすぎる息子。それなのに鈍感な面もあり。



一人の親としては、まったくカウンセラーじゃなく、ふつーの母。



っていうより、悪いお母さんかも。



長男が小さいときは、まさに鬼ババのように怒ってたな



若くして母親になったこともあり、「キチンと育てなきゃ」



と、意気込み過ぎてました。



よく言えば息子を思えばこそ、なんだけど、反省。



長男は「頭」で育てた感じです。



次男が産まれて、自分の中の野性に目覚めて本能で育てたけど



それも、いいのやら、わかりませんが。



ただ、私にできることを一生懸命、必死でしてきたことは間違いない。



息子も、このバランスの悪い母親を見て、世の中を優しい目で見てくれることでしょう。



まだまだこれからだけど、巣立ちを心から喜びたいと思います。



子供と過ごす時間は短いものです。



いろんなことを学び、親にさせてもらいました。



まだ下の子供達もこれからですが、私たちの子供の巣立ちは早いようです。



また夫と新婚時代に戻るのが、楽しみ



遠距離恋愛を経て、週末婚でスタートした私たち。



これから、いっぱいデートして、旅行して、二人で遠くから子供達の未来を眺めるのもいいな