もこが空を見上げた。
星守る犬だ。
もこが、もこが、「癌」に、なってしまった。
余命宣告を受けた。
もことの時間は、、、限りなく短くなった。
心にこんなにも深く刺さると思ってもいなかった。
まだ亡くなってもいないのに、こみ上げる喪失感。
まだ亡くなってもいないのに、抑えられない絶望。
あと10年は続くであろう楽しくて癒される時間を、
もことの時間を疑った事などなかったからだろう。
思えば7年前。。。
子犬にしては、少し大きくなりすぎたもこがそこにいた。
我が家に来た頃は、僕たちが出かける時には、ひゅんひゅん泣いた。
トイレやハウスも、すぐに覚え、人間大好き、
とても甘えん坊だけど、とても賢い子だった。
今では本当に家族同然。かけがえのない家族。
もこが逝く、その日まで、笑って過ごそうよ。
そう僕たちは決めた。決めたんだ。
一日一日が、特別な大切な一日だ。
今日も一日が、無事に、終わった。
虹の橋
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