職場の使っていない抽斗から、懐かしいテキストが出てきました。
大好きで弾いていた柳琴のテキストです。
VCDとテキストで弾き方を学んだ柳琴。
テキストはかなりくたびれています。 ずいぶん使ったのだなと懐かしく思い出しました。
何年やっても上達しない二胡に半ば諦めの境地だった当時。
私はいろいろな楽器に逃げていました。 逃げたと言っても始めてみればどれも楽しく、いつしか夢中で練習していたものです。
秦琴、月琴、阮、古筝…そして柳琴。
どれも素敵な音色の楽器達でした。
ピックを持つ、爪をつけて弾く。 それらができなくなり二胡以外の楽器達とはお別れしました。
今は一番苦手だった二胡と生きています。 不思議なものです。
懐かしいテキストの譜読みをしながら、マンドリンのような柳琴の音色を思い出している朝です。