わずか「6mm」の通路
以前もブログに書きましたが
10mmの体長で巣から2,000,000mm(2km)四方を行ったり来たりしてわずか2~3週間を必死に蜜集めをするニホンミツバチは
たった6mmの入口から出入りしています
スズメバチ対策で巣門もスチールで食い広げられないような工夫された巣箱
それゆえ、なかなかのセット価格
これでも自分で同じようにまで作ろうと思ったら安いし、買った方がラクなんですがね
この巣箱は四面巣門なんですが(なんか四面楚歌みたいな字ヅラ)
とくに3面のネットの部分から入る時に若干の・・・ほんと若干ですが入りづらそうな個体が居ます
大概はスッと入るんですがね、どんな生き物でも要領イイヤツと、どんくさくてブキッチョなヤツが居るということでしょう
ネットの上の目から入れば比較的スムーズに出入りできます
しかし、下の目からも入ろうとしたら、場所によっては入りづらかったりは入れなかったりしています
スチール台座と合板の幅との隙間も微妙に均一ではないしね(それに気づいたあとは合板を入れ込む際に隙間が均一に見えるまで微調整するようになりました
このネット目は7mmと記されてますが
ノギスで計ったら7.5mmほどありました
この写真で見てもネット目は7.5mmでしょうが、その奥の隙間は結局は6mmなので6mmを通っていくということです
7mmや8mmでもオオスズメバチは入れないとのことですが小型のキイロスズメバチは入ることがあるらしい
でも6mmになるとほぼスズメバチの侵入を心配しなくていい安心度が高い巣ということになります
このわずか1~2mmのわずかな差が明暗を分けることもあるらしい
このネットの目の中の段差が無い方が出入りしやすいだろう!?とシロートが思ったワケだ
だから角を面取りしたら7.5mmのネット目をフルに活用できんじゃんと思ったのだ
それを、底板の面取りをしてスロープ状に削ってから
ふと「危ないか!?」と思ってしまった
なぜ「危ないかも!?」と感じたかというと
底板の3辺の面取りをしたので「正面玄関(巣門)」は6mmだが
この隅にいる蜂のトコは8mmも9mmも開いてるんじゃね!?ココからなら入れるんじゃ!?と思ったワケです
ヤバイヤバイと、ナフコに合板を買いに行く
90cmくらいの板を買えば2枚は取れると思った
1000なんぼくらいのもんだろ!?とナメていたら・・・倍した
2500円くらいした、2500円もしたら1800mmが買えると思ってナメていた
だからさ、こんな底板1枚ですらバカにできない価格なんだから「一式」買っちゃったほうがイイんだよ
まあ、3面のネットの部分は合板の幅を小さくしてネットと合板との隙間が10mmとかにセッティングしたとしても結局はネットの目が7.5mmなら7.5mmを通過できる者しか通れないという計算なのでサイド面は気にしなかったし、そもそもがネット面からの出入り(特に帰ってきた個体)が入りづらそうにしていたから・・・加工しようと思ったワケで
正面玄関の面は端まで6mmになるようにサイド面だけ面取りした底板を新たに製作
でも、この底板を作ってもなお
そもそも面取りしたら、サイドのネット目からも完全に7.5mm幅でキイロなんかは入って来るんじゃ!?とかまた思ってしまう
いっそ、もう一回2500円で合板買って来て面取りしないままの底板をまた作ろうか!?クソ余計なことしたか!?金もったいなかったな・・・まで思った
しかし、ウチにはもう1個スチール台があるのでそれにセットしてみていたら・・・
使用中の巣箱では気づかないことを気づいた
さてなんでしょう?
ヒントはこの画像
6mm以上あってキイロに入られそうですよね!?こうやってソトヅラで見るとね
でもさ・・・
結局は6mmなんですよ
それが重箱を載せてない状態で見てあらためて気づく
結局、このL字鋼材の幅があるから6mmの隙間を通らないと中には入れないのだよ
もし横のネット目7.5mmをくぐり抜けようとも、ネットと底板との間に10mmの隙間がもしあったとしたって
結局は6mmの隙間を通らないと中には行けない
こうやって見ると底板の角の隙間なら中に行けそうに見えるけどさ
結局そこを入って行けたって
横のネットとの隙間のエリアになら行けたとしたって
中には行けないよね
3面ネット目からの出入りは面取りスロープ仕様に改造してから確実にスムーズに出入りするようになった
しばらくコレで様子を見てみよう