欲しい情報はいくらでも手に入れられること。

食べたいものがいつでも食べられること。

電気、ガス、水道が使いたい放題であること。




どれも普通の

どれも当たり前のこと。


在って当たり前のことばかり。




人は


幸せになることは

無い物を手に入れる事だと思っている。


欲しい物を手に入れる事が

幸せなんだと思っている。





地震大国

津波大国

原発大国であるこの国は


その幸せを一瞬で

いつでも失う国だ。



いつでも簡単に失う国だ。





普通に買うより安いものを

送料無料で購入することができる今


生活必需品である食品や贈り物は利用頻度が多い。




そんな日常も当たり前だった。






あって当たり前で。

できて当たり前で。






今朝

先日購入した熊本への支援品を

発送しましたとのメールがサイトから届いた。


もっと時間がかかると思っていたから嬉しかった。





当たり前のように利用している宅配業者。


クロネコさん

飛脚さん

ゆうびん屋さん



在って当たり前だった。

送れば届くのが当たり前だった。






5年前に


当たり前は

当たり前じゃないんだと感じたはずなのに



もう当たり前になっちゃっている。






人は無限に欲しがる。


欲しい物を手に入れたら

次々と違うものをまた欲しがる。




無限に欲しがる。




それを手に入れる事は

決して幸せの定義なんかじゃないこと


もう散々学んできているのに。





家だって車だってそう。


買った時はすごく幸せに満ち溢れるが

1年もしないうちに汚し傷つけ


年月を経るとあの幸福感は跡形もない。








「日本人はこれで幸せか?」




世界一貧乏な大統領の言葉は

心に突き刺さる言葉だった。



滑稽だったんだろうな。


贅を尽くした都会の街並みや

モノが溢れる光景が。






当たり前を

当たり前と思わないこと。


今在るものが

明日も在って当たり前だと思わないこと。






無い物を欲しがるのではなく

今あるものをいつも大切にすることの方が




本当はずっとずっと幸せなんだ。





努力は

欲しい物を得るためではなく


今在るものを失わない為に

やるものだと改めて思った。






配送も荷卸しも大変。

被災地へ行くのも怖いだろう。




送れることが

当たり前だとは思わずに。




当たり前ではなく



































ありがとうって思えた。