あの日のこと | ALOHAな生活

あの日のこと

3年目にして自分への戒めもこめて
職場に向かう地下鉄に乗りながら書いてます。
スマホからなので誤字脱字意味不明な文はお許しを…
(朝だけでは書ききれず続きは帰りの地下鉄で)
3年前 途中までしか動かなかったり
節電のために真っ暗な地下通路を乗り換えのため歩いたことを思い出しながら…
被災地に比べたらなんてことない光景だけど
あの薄暗い中 みんな無言で駅構内を歩いていたのはほんとに不安で怖かったな

あの日は仕事が休みで外出先での地震
とても怖かったけど徒歩で家に戻れたし
6Fなので心配していた家の中もたった1つTVの上の額が落ちてTV台を傷つけたくらいのものでした。

だけどそこからがあの日の私の浅はかな行動…
夕方になり地震の被害の大きさがだんだんわかってきた頃
旦那さんと連絡
(携帯の通話はつながらずメールを強制受信することでやっとのやりとり)
都内の地下鉄などは止まりいつ帰れるかわからない状況
その頃旦那さんはかなり忙しくて毎日午前12時前に帰ることはほとんどなく…
そんな状態だったのでどうしても家で休んで欲しいなんて思った私
(自分の不安から帰ってきて欲しいのもあったし)
非常事態にも関わらずいつもの調子で
「迎えに行くよ」
と車を出してしまったのです…
今思えばありえないことだけど あの時はそれがどういうことになるかもまったく考えずに…

家を出るとすぐ大きな道路
「やっぱり混んでるな 」が最初の感想
そして進むほどにどんどん増える車
それでもまだ どうにかなるでしょ なんて思いゆるゆる走らせ…
「まずいかも」と思った時には車線変更などできる状態ではなく…
歩道には後に「帰宅難民」と呼ばれる人達の波
ものすごい人がひたすら歩いてて
都心に近づくにつれ車はまったく動かず…
旦那さんとの連絡も定期的にメールを受信させないと届かないし
そのせいで携帯の充電はどんどん減るし…
途中で「帰れ」と言われても進むことも無理なら曲がることも無理
大きな交差点には交通整理が始まってたけど信号が赤から青に変わっても進める車は1台だったり

不安でつけるTVからは津波の恐ろしい映像
一人車で号泣
怖くてTVをやめてラジオをつけると都内の情報
「街中が渋滞でまったく動いていない」
「押して歩くバイクも多くガソリンがなくなったのでしょう」
その言葉にガソリンが少なくなってることに気づく私…
どんだけなめてたのか…
TV とラジオで伝えられる東北と都内の状況に
なんてバカなことをしてしまったのかと思いっきり後悔
もしこの街中でまた地震がきたら動けない車の中
ビルが倒壊したりで車で終わるかも!?
ここで非常事態が起こっても誰も動けない
自分の置かれてる状況に今さらながら愕然
心臓がドキドキ ほんとに怖かった…

ひたすら真っ直ぐにしか進めず
進むというよりちょこっと動く…
そして都内某所の大きな交差点でやっと向かう方向を変えることができてとにかく家に戻ることに。
わざと裏道に入りガソリンスタンドを探すけど時間的にも閉まってるところばかり…
ようやく見つけたスタンドで給油してひと安心
あとは帰るのみでひたすら家へと向かいました。
途中旦那さんは動き出した地下鉄で帰れるとこまで帰るとのメール(やはりリアルタイムではなく強制受信で)

そして私がどうにか家にたどり着いたのは午前2時過ぎ
その間に旦那さんは動いていた地下鉄で家の方向まで来てそこから徒歩で帰宅

結局私がたどり着きUターンした場所は普段なら30分もあれば着く場所
そこまで行き着き戻るのに

なんと…
往復約8時間…
今だから言える冗談 「ハワイに着いたよ」

今思い出してもほんとに信じられない光景
動かない車の列とひたすら歩く大勢の人達
震災の特集で必ず映し出されるその光景
あんな状況を作ってしまった一人
辛い思い出とともに思いきり反省です。

ほんとにほんとに浅はかな行動
途中で旦那さんがひたすら 「ごめん」と謝ってたけど
何も考えずに車を出したのは私
本当にバカだったと思うだけ

後日 地震の日 の話をすると同じように子供や旦那さんを迎えに行き
私と同じ状況だった友達が多数
「電車が動かないなら迎えに行く」
そんな風に考えることは同じで
だけどもっと考えなくてはならないことがあったということ…

この震災では想定外のことばかり
だからこそそこで学んだことは今後に生かさなくてはならないこと
自分の愚かな行動を思い出し
一人の行動が大きな大きな影響をもたらしてしまうことをしっかり自覚しなくはと心に刻んでます。

津波のことも 都心でのことも
今後またいつどこで起きてもおかしくないこと。
その時にどんなことができるか
どんなことをしてはいけないか
改めて考えて備えていかなくてはですね


震災で犠牲になった多くの方達のご冥福を心から祈ります。
まだまだ続く復興にこれからも忘れずに小さなことでも力になれたらと思います。

3年目の3月11日に。。。