スポーツで成功した人が「夢を持て」「目標を持て」
などとよく言う。
ビジネスで成功した人も同じように言う。
確かに夢や目標を持つことが成功への第一歩だと思う。
でも最近、この言葉は大人にはいいけど、子どもには
少し酷だと思い始めてます。
成功した人はみんな子どもの頃に夢や目標があった
のは事実だと思う。
著名なスポーツ選手がよく小学校の卒業文集に書いて
いたりする。
でも、夢や目標を見つけられない子どももいる。
いろんな経験を積み重ねるうちに、あるいは好きな
ことを続けるうちに、自然にそれが夢になったり
目標になったりしていく。子どもは特にそうだ。
もしも子どものうちに夢や目標を見つけられくても
それはそれでいい。あせらなくていい。
文集に書いている子どもはたまたま小学生のうちに
そう思えるまでになった、というだけのことだ。
同じように「何がやりたいかを見つけなさい」と
言ったりもする。
でも、これもすぐには答が出ない人が多い。
最近の学生は就職を考えるとき、この答を無理やりに
見つけて就職する傾向があるのではないかと思う。
子どもの頃からいろんな経験をしてきた20年間で
それが見つかっていないのに、就活直前のわずかな
期間に見つけようとする。
だから、就職してから「こんなはずではなかった」
とか「この会社ではやりたいことができない」とか
「やりたいことと違った」とか言って3年経たずに
辞めていくことになる。
就活の前に何がやりたいかがわからなくてもいい。
就職先を決める理由は何でもいいと思う。
自宅に近いから。給料がいいから。成長しそうだから。
つぶれそうにないから。楽しそうだから。。。
とにかく最初に就職したところで、どんな仕事でも
3年くらいは石にかじりついて頑張ればいい。
そのうちに何がやりたいとか、夢とか目標が少しづつ
見えてくる。
子どもに言ってあげたいことは
「好きなことがあればそれを一生懸命やればいい」
「好きなことがなくても目の前のことを一生懸命に
やりなさい」
ということかな。
そう感じ始めていた今日この頃に読んだ本にも
似たようなことが書いてあった。