以前にブログで紹介したReskiくん、気にかけてくれた方が多かったので、その後について書きたいと思います


本当なら手術を終えて2か月でLombokに帰島しているはずが

治療が化学療法に変更となり、まだ入院治療中


入院期間が長引いて、募金で集めた寄付金も底をついている、と助産師から相談をうけたので

何とか支援をしたいと思い、Baliへ行ってきました


Bali、DenpasarのSanglah病院

ここの小児一般病棟にReskiくんは入院しています

会いに行きたいと言ったら、ご両親が喜んでくれて、出迎えてくれました


入院後3回の化学療法を受け、眼から突出している腫瘍は少し小さくなっていました

けれど、体の中で腫瘍は脳を圧迫し、今Reskiくんは意識がありません


「前は『ママ、頭が痛いよ』と言っていたのに、今はもうそれも言わないの」

とお母さんが涙を流しながら状況を話してくれました


食べることができないので、胃管からミルク

鼻から少しだけ酸素


ミルクだけでもっている小さな体は、浮腫んで、何回も点滴の針を刺された腕は腫れ上がっていました

そんな体を見るのが辛いといながら、お母さんは濡れたタオルでずっとReskiくんの体を拭き続けていました


腫瘍に圧迫されているせいか、Reskiくんはよく痙攣したり、呼吸を止めてしまいます

その度にご両親はびっくりして、慌てて身体をさすって刺激して、呼吸を戻します

そんな状況なので、夜も交代で24時間つきっきりです


病院には付き添いの家族が休めるような場所はありません

ご両親の寝る場所は、病室から一歩外に出た、雨をようやくしのげるだけの場所


ぴーたんのブログ


Baliは物価も高いです

だけどご両親は1日2食、飲み水も含め2人で1日25,000ルピア(約250円)で暮らしています

ひと月で750,000ルピア(約7500円)

毎月ではないけれど、抗生剤や抗がん剤など政府負担外の薬も買わなくてはなりません

それが250,000ルピア~500,000ルピア(約2500円~5000円)


有志のボランティアに呼びかけ、とりあえず月10000円の支援ができることになりました


もちろん十分ではないけれど

今これ以上お金があっても、病気が良くなるわけでもなく

でももしお金があって個室に入れたら、ご両親の身体的負担も軽くなるだろうなって思うけど

同じような状況の人たちは、他にもたくさんいるのです


他に何ができるか、考えて考えて考えたけど

言葉もままならない私には、持っていたちょっとばかりのお金と頂きもののディズニーランドのお菓子を置いてくることしかできませんでした


看護師の資格も助産師の資格も、こんな時何の役にもたたないなあ

せめてIndonesia語が流暢に話せたら、ちょっとか不安を軽減させてあげることもできるかもしれないのに・・・



以前にブログを見て募金を申し出てくれた万里ちゃん、

Reskiくんにと言って、私のカバンに無理やりお金を押し込んでくれたさっちゃん、

二人の気持ちとお金、ちゃんと伝えて渡して来たよ

「ヒヨリの日本の友達に、ありがとう」とお母さんからのメッセージです