母さんのお裁縫教室
昨日持ち帰った呪われたエプロン。ミシンの1本の直線であるはずの縫い目が、一部複線、クロスする、途切れている、ダマになってる…ねえ、コレむしろ、どうやったんですか?とかたちが悪いことに、自分で縫った布をリッパーでほどこうとしたからか、所々に穴が空いてます。ユーズド加工ですか?とか布を切ったところから糸が解れ始めていて布の端が手ぬぐいみたいになっていたり。写真をあげようかと思いましたが、あまりの布の惨状にためらいやめました。布の呪いが解き放たれてしまいます。はぁ・・・・・男子といえどもひどすぎる出来。布から怨念のオーラが溢れでています!そんなわけでですね、放課後居残りを避けるため、家に連れ帰り、しつけまでは母が、ミシンは息子がという許諾を先生にいただきました。※ちなみにもう評価済みだそうで(笑)さて、私の出番です。布の蘇生法です・・・・いらぬ情報!1)リッパーで糸を取り除く!家に連れてきたエプロンになり損なった布を蘇生すべく、リッパーで糸を取り除く私。複線でかつ、クロスされているのでまあ、時間がかかること!全部の糸を取り除き、まっさらな状態にしたのですが・・・ミシンの穴が必要以上にあいた布。その蛇行するミシン穴が目立つので、水通しをすることに。2)柔軟剤を少し入れて布を水通し本来裁縫を始める前にすべきですが、穴ぼこだらけの布を落ち着かせ、なおかつ変な折り目を取るために水通し。水通しをすると、水の中にほつれた糸が抜け毛のように…優しく絞り、アイロンを丁寧にかけます。ココで脱水機に入れてしまうと、布端のほつれが加速するので注意っ!3)布のハシの処理布の端はほつれてきていたり、ザツに切っていたので、ぐちゃぐちゃ。これもザザっと切り、直しました。ミシンの蛇行した穴ぼこが消え、ここまで蘇生!しかし、穴はふさげない… ユーズド加工は直せません。4)アイロンで折り目をつけ、しつけ自分の子供のしつけはできていませんがエプロンのしつけはできるぞ!アイロンを縫い代で折り目をつける時、アイロン物差しを使っています。「アイロン物差し」いっても、20cmくらいの厚紙を1cm・3cmなど縫い幅に合わせ切っておきます。この厚紙にそって、折り目をつけてアイロンをかけるとビシっときれいにアイロンで折り目が付けられるのです。アイロンの折り目がビシっとしていると、仕上がりがきれいな気がします。こんな感じ!こんな感じでアイロンでビシっと折り、しつけ縫い〜♪さあ、あとは息子のミシンがけ。比較合判帰りの息子、休憩なしでミシンの前に座らせられる…の巻。まず、いらない布で練習。ミシン針を見るのではなく、ミシンの布押さえのハシと布の折り目のハシが重なるようにそこを見るんだっ!布は引っ張ってはいけない!布は押してもいけない!ミシンの一定のスピードを引っ張って変えてしまうと、ミシンの目の長さが乱れて汚く見えるんだ。手は添えるだけ。ミシンを掛けている周りの布がシワになっていないか確認して、怪しかったらすぐ止めろ!止めても針は上げるな。5本くらいお試しで縫ったあと、本番。一番スローな亀さんモードでダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・焦るな!ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・お、遅いけど!丁寧に!下手こいて、あとからほどく方が手間だ!ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・ミシンを掛け終わりました。なんということでしょう〜呪われたエプロンの呪いが…解けました!あの、穴だらけだった不本意ユーズド加工の布が、折り返しなどで見事に隠され、真新しい布のように生まれ変わりました。※いや、真新しい布なんですけれど紐を通す折り返しも、きちんと3cm幅が確保され、これでもう紐が通らないかという心配もありません。なぜか複線だったミシンの縫い目も今回はすべて1本に統一、先生に提出するのが楽しみな様子に息子も満足げな笑みを浮かべています。もうコレで、布の呪いにうなされる日々も終わりにできそうです。じゃーん!ミシンがけは100%息子。生まれ変わりました。・・やればできるじゃないっヾ(o´∀`o)ノ 劇的ビフォーアフター!ひゃっだ!私、家庭科の先生になろうかしら!(嘘)ミシンのマンツーマンを2時間半。この時でさえも、受験といっしょで!下準備が大事!きれいに下準備をすればミシンがかけやすい=基本をしっかりすれば・テストも点が取れる!丁寧に慎重に作ると、きれいに仕上がる=丁寧に解くと、細かいミスがなくなる!ザツに速くやってやり直しをするより慎重に正確にやるほうが結果速い!こんな話をしながらの時間でした…さあ、受験生に戻るぜよっ (๑•̀д•́๑)キリッとりあえず、マンスリーの算・国の解き直しだけはできた…ゼイゼイ