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松坂桃李出演作『新聞記者』について思うこと
※設定に関するネタバレがありますので、まっさらな気持ちで映画に臨みたい方はお気を付けください。
本日、『新聞記者』の試写初回に行ってきました。
始まる前、プロデューサーのお話がありました。
この映画は、ここ数年の間に起きたことを取り上げている。
当然圧力がかかるだろうから、全員偽名である。
宣伝のおもてに自分が立つと。
この映画では、モリカケ問題、現政権の画策、
さらに、著名ジャーナリストによるレイプ事件で加害者が不起訴となり、
被害を受けた女性が顔を出して立ち上がり国民に訴えかけたのに、セカンドレイプ的被害を受けたこと、
などを描いています。
松坂桃李君は内閣府の内部の人間として葛藤する役です。
役柄についてのネタバレは避けたいので詳しく書きませんが、
この映画への出演は非常にリスキーです。
なぜなら、現政権下では、私が生きてきた中で最も報道の自由が制限され、
政権に不利な発言をしたキャスターらは下ろされるなどということが起きているからです。
ダブル主演は韓国トップクラスの女優のシム・ウンギョンさん。
日本の政治が彼女の芸能生活に影響を及ぼすことはないでしょう。
私は、このリスクの高い役を全力で演じた桃李君が誇らしい。
私は現政権に不満を持っています。
東北大震災の被災者にはいまだに仮設住宅で暮らしている方々がいる。
一向に復興が進まない。
モリカケ問題はうやむや（収賄贈賄は犯罪のはず）。
大臣の度重なる不祥事にもトップは責任を取らない。辞職しない。
何より憲法改正は戦争放棄を危うくするのだから、将来日本が参戦しないとは言い切れない。
私は戦争には断固反対です。
我が子を戦場に送るなんてあり得ません。
もちろん私と違う意見の人はいるでしょう。
『新聞記者』は私と同じ意見の人が作った映画。
今の日本でよくぞこの映画を作ってくれた！
桃李君の熱演も含めて涙が止まりませんでした。
これまで私は政治的なことは書いてきませんでしたが、この映画は私の心を大きく動かしました。
私は選挙で今の与党には絶対に投票しません。これまでも投票したことはありません。
桃李君がこの映画に出たことで圧力をかけられたり、芸能界を干されるようなことになっては絶対にいけない！
私と同じ気持ちの人はぜひこの映画を見て、作品を応援してください。
日本が変わる、日本が良くなるきっかけになる映画です。
もう一度言います。
私は松坂桃李君がこの映画に主演したことが誇らしいです。
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