セミナーが終了しました。

昨日までのプレッシャーに押しつぶされそうな毎日の気持ちとは違い、今日は本当に清々しい気持ちで朝を迎えることができました。一定の成就感もいただくことができました。

何よりも、多くの「同じ想い」を持った先生方に出会えたことが一番の収穫ではなかったかと思います。


想いは通じる、情熱は人を動かす。


この1週間のドキュメントです。


【7月30日】

午前中 高校生スキルアップセミナーの受講生徒にメッセージを伝えに学校へ(2校)

午後① 経営者協会と打合せ(秋に計画しているキャリア教育推進フォーラムの件)

午後② 翌日から始まるセミナーの周知会

夜  ① 翌日からの講師を空港までお迎え<宮城まり子教授>

夜  ② 後発便で到着される講師のお迎え<辰巳哲子 先生>

夜  ③ 翌日の講師(宮城先生)とホテルのロビーで打合せ(~10:00)   12時帰宅


【7月31日】

宮城先生の講演(オープンセミナー 約110名の受講者)


通常、県外からの大学教授などをお迎えしての講演会では、2時間という時間が通常の時間なのですが、今回は先生に無理を申して、午後も講演をお願いしました。宮城先生もお願いに参った時には「午後は何をすればいいかしら?」とちょっと戸惑って折られましたが、もう「想い」だけで「ワークショップをお願いします!」とお願いさせていただきました。それには快くお引き受けいただきました。しかし、世界的にご活躍になられていらっしゃる先生です。本当に喉から搾り出すようにお願いしたことを思い出します。


宮城先生の「キャリア教育」は本当に分かりやすい。今回のセミナーにはいろいろな先生がご参加してくださっています。ステージ的にかなりのスキルをお持ちの先生もいらっしゃるし、まるっきり初めて「キャリア教育」に触れるという先生もいらっしゃいます。しかし、その誰にも分かりやすい話です。

講演を聴きながら、本当に宮城先生に来ていただいてよかった~と感じました。


アンケートも全般的には同じようなことを感じてくれていた先生方が多く、安心したのですが、教師というのは本当にここが一番だめなところですね。まず「否定」から入るのです。


ある県内学校で「キャリア教育」に先進的に取り組んでいる学校があります。(先進的に取り組んでいるというだけですが)その学校からは、4日間のコースにも、オープンセミナーにもそして、校長先生も参加してくださっておりました。この学校もいろいろとアイデアを出しながら様々な取り組みをしていっています。

しかし、ここに「落とし穴」があると思うのです。この学校はすでに「自己満足」の世界に足を踏み入れています。


「あんな話はキャリア教育とは違う!」「うちのやり方にあんな話はまったく必要ない!」ときます。また、そのほかの参加者からも否定的な話がチラチラ見られます。これは、教師特有の性質だと思います。


まず、生徒にしても、教育委員会からのいろいろな案内にしても、すべて「否定」なのです。それと「ないものねだり」と「できない言い訳」の3点セットです。


「あの生徒は○○もできない、○○もできない。だから、○○大学などいけるはずがない・・・・」

「こんなことをしたいのだけど、○○がないからできるはずがない」

こういう話は、教師の会話では日常茶飯事です。企業の方から見れば本当に恐ろしいくらい「おめでたい」話だと思います。社会で求められている人材のまるで正反対の教師が大半だと言うことです。そういう教師が子どもたちに対して、「コミュニケーション能力が大切です」とか、「社会で求められているのはとにかくやる気のある人材です」なんて、自分がそのできない見本を見せながらいくら生徒に講釈を言っても無駄ですよね。


幸いなことに、その学校からは柔軟に物事を取り込むことができる先生が参加されていました。おそらくその先生で持っているんだろうな・・・と思う反面、その先生のストレスや、プレッシャーは大変なものだろうなぁっておもい、いろいろ話をさせていただきました。やはり、他の学校や他のやり方を一切受け入れない管理職と、その「金魚の糞」の教師の「お世話」で大変な状況のようです。


キャリア教育を推進しようとしている学校の管理職や、その学校を動かそうとしている教員がそういう柔軟性のないことでいかがなものなのでしょう?そもそも、キャリア教育とか言う以前の問題ではないでしょうか。

確かに、キャリア教育は「答えがない」もので、その学校に応じた、その学校独特のやり方で子ども達をいかに育むのかということを考えていけばいいのですが、他の学校のやり方を否定したり、非難するなどというのはその先生の「キャリア教育」の捉え方に問題があるような気がしてなりません。


だから、今回のそういう彼らの動きが残念でなりませんでした。どうして、もっと受難に受け入れることができないのか。いったん受け入れて、でも私たちの学校はこうやってやっていくという方法をなぜ考えないのか。疑問です。ある意味「ナンクセ」をつけるために参加したのか?とも思えてしまいます。


この夜は辰巳先生の歓迎会でした。

辰巳先生とは、以前にリクルート本社で打合せをした時にも、リクルートガイダンス編集長の角田さんと一緒に食事をさせていただいておりましたので、最初から和気藹々というなかで、楽しい時間を過ごすことができました。


しかし!!


その後が問題!4日ほど前の記事にも書きましたが、ここまでの緊張と、昨晩あまり眠れなかったという「悪条件」がそろいすぎていました。「今日は早く帰ろう!」と思って、特急列車に乗ったところまではよかったのですが、駅を出発するまもなく眠ってしまい、気がつけば終点目


「え~また~?」叫び


もう、自分が情けないやら、アラームセットしておいた携帯に八つ当たりして、携帯は分解してしまうやら・・・・結局は終点の駅付近でホテルを探して、ほとんど寝る間もなく、始発で出勤!

その日講演の辰巳先生とはあわす顔もなかったのですが、何とか講演には間に合うことができました。


ということで、第一日目だけでかなりの量になりましたので、2日目以降の「台風来る!」は翌日に持ち越させていただきます。


毎日、へとへとになっては帰り、ブログの記事を書きかけてはパソコンのキーを持ったまま眠ってしまい、アップできぬ記事を貯めたまま、翌日の仕事に向かうという毎日が続いていました。すみません・・・・すっかり、訪れていただける読者の方も激減し、順位もまたまた100位を大きく下回ってしまいました。

気づけば、もう8月も第2週目に入るのですね。あと、18日で365日毎日更新を達成できます。もうそこで、いったんブログからは卒業しようかなぁ・・・・と考えております。はい!