私、一体なに書いているんだろう(笑)
最近、こんなスカートを履いた子をよく街で見かけるじゃない。
肉づき良さげなパーンとした女の子が、
道端であまりに不自然な体勢でしゃがみこんで、何やら自転車を必死でかまっていたの。
隣では、中年のおばさんもしゃがんで何かを手伝っていたんだけれど、
そのおばさんの姿勢もこれまた不自然。
なんだろう、と思って歩いて近づくにつれて、
彼女とおばさまの手に持っていた何かがわかった瞬間、いたたまれない気持ちに襲われた。
そう、この写真のようなチュールスカートを持っていた。というか引っ張っていた。
引っ張る先にあるのは、車輪。
スカートが写真にくるくる巻き込まれてしまっていたのである。
そして、その不自然な姿勢の先には・・・・。
彼女、チュールスカートを自転車に持って行かれてしまったばっかりに、
下に履くべきはずのものがないの。
まさか替えのスカートやズボンを持っているわけもないよな。
長めのトップスを片手で一生懸命のばし、なんとかパンチラを防いでいたんだけれど、
たぶんきっと彼女は穴があったら突進したいだろうし、
早くスカート返せーと自転車に向かって躍起になっているだろうし、
きっとすごく必死だったから、トップス引っ張った甲斐なく、
しっかりパンチラ拝見。
昔流行ったロングマフラーしかり、
この手のふわんふわーんとした長めなスカートを履いた日の自転車は、危険大よ。
私は見てないけれど、
きっと彼女、スカートが巻き込まれた瞬間が一番悲惨だったと思う。
なんらかのアクションが起こったんじゃなかろうか。
かくいう私も、
これとはまた違うかもしれないけれど、
かつてアルコール中毒で救急車に乗った時、
朝の9時をまわった頃にバスで家に帰る途中、
自分にギブアップして、知らないバス停で降りた瞬間・・・・ぶっ倒れた・・のだけど、
その頃、限りなく体にフィットするワンピ(昔のLIP SERVICEのワンピの感じを想像してほしい)
を着て、Tバッグ履いて、タイツを履いていたんだけれど、
ただでさえミニ丈だったので、倒れた瞬間に、
けつ、ペローンの洗礼を受けたことがある。
意識がうっすらしている中で、
近所の人たちがざわざわとしているなーと思ったら、
「隠せ!隠せ!」の声と共に、
近隣住民の方がわざわざ家から毛布を持ってきて、
下半身中心にかけてくだすったのを今でも鮮明に覚えている。
目があけられそうになった頃、
通学途中の女子高生がずっと私に声をかけてくれていたんだけれど、
息をしているか確かめるなり、
「あ・・・・このひと、お酒くさい!!!!!」
とJKにぶった斬られたので、
目はあけれる状態だったのに、
救急車が到着して、乗って、後ろのドアをバンっと完全に閉めたことを確認してから、
やっと目をあけることができた。
この時の私の、底知れぬ恥ずかしさと、
チュールスカートの女の子の恥ずかしさは、なかなか近いもんがあるんではないか。
そんなことを思いだした帰り道だった。