録画していたのを忘れていて「絶対に騙されないぞ!」の盗聴を見たのだが・・・

先ず第一印象は、放送局が変わると外からピンポイントで部屋を特定しなくなるって所か。
ミヤネ屋などでは、道路から部屋をピンポイントで指定していたが、今回はチャイムを押して確認していた。

それは部屋を特定する場合の実態にかなり近い。
かなりと言うのは、いわゆるピンポンダッシュと同じなので、実際にはやらない。

盗聴器の年間販売個数も減っていた。



他の局では40万個って言ってたぞ。


全体としての出来はまずまずと言った所だが、相変わらず嘘と言うか無知と言うか、デマカセを言っている所は気に入らない。


それがこれ。









そんな金具の上にクロスなんて余程の素人でなければやらない。

新築で作る時は、クロスを張った時点ではコンセントなど取り付けられておらず、穴が開いているだけだ。

理由は簡単、その方が張りやすいからだ。

クロスを張る前の状態はコンセントやスイッチの部分に穴が開いているだけ。

この状態でクロスを貼れば、コンセントの穴を無視して障害物の無い状態で貼れる。
つまり、穴を塞ぐ形でクロスを貼る。

クロスを貼った後、コンセントの四角い穴に対角線上にカッターで切れ目を入れて穴を開ける。
コンセントの取り付けはその後の工程になる。

リフォームで張り替える時も、金具の上に貼ればクロスが浮く。
なので、コンセントの金具を取り外してクロスを貼ってから復旧するか、金具を避けて穴を開けるかするので、金具の上にクロスが来る事は無い。
金具よりカバーの方が大きいので、金具の外側で穴を刳り貫いてもカバーで隠れるので問題ない。

金具の上にクロスが来るのは、そうした工程を知らないDIYレベルの人。
つまり、素人と言う事だ。
DIYだとこの様な方法が紹介されている。
この方法なら、テレビで言っていた事が正しい。
しかし、これはあくまでもDIYでの方法で、プロはやらない。

それを少し説明しよう。
DIYのリンク先の施工の写真を良く見ると、剥がしの工程が無く元のクロスの上に貼っているのが分かる。
プロはクロスを剥がして表面の凹凸を削ってから貼る。
表面を削らずに貼ると表面に凸凹が出たり、クロスの上に貼ると剥がれ易くなってしまう。
そうなるとクレームとなり、クレーム処理に時間を取られる事になってしまう。

しかしDIYなら自分で施工するので、クレームは関係なく手間も掛からないのでDIYならこの方法でも良い。

つまり、テレビで言っていた事はDIYレベルの話であり、自己所有物件で無い限り、家主や販売業者は業社を使うのでこの方法は有り得ないのだ。


この放送には非常に問題を感じる。

この番組を見て試しにコンセントを開いた人は、全てがこの状態になっている事を知らない。
そして不安に陥る事になる。

それは、単に不安を抱えていただけの人に、精神疾患を発症させる危険性を含み、精神疾患の人の妄想に確信を与える事になる。

実際にそういう人達がいるのだ。


ハッキリ言って、テレビを使ったフェイクニュースでしかない。
このフェイクニュースを信じて、知ったかぶりの人がネットで拡散して行く。


「絶対に騙されないぞ!犯罪の最新手口 大公開SP」と題した番組が、視聴者を騙している事に憤りを感じる。



アメンバー版はこちら