二宮「えー、今、隣にいる新郎本人からサプライズ報告がありましたが、ゆうすけ君がパパになります！」
会場「おめでとー！」
二宮「僕は小学生の野球チームの時からゆうすけ君を知ってるんで、なんだか不思議な気もします。でも、長い付き合いだからわかるんです。ゆうすけ君はちょっとヘタレなとこあるんですけど、ここは、（先輩の胸を叩く、先輩「痛いよ」ってなる）控えめに言って、最高の男なんで、きっと、いい父親になると思います。幼馴染の僕が保証します！！」
会場「いいMCだー！」
二宮「ありがとうございます。えー、では僕ら5人のライブも次がラストの曲です」
会場「1曲しかやってないだろー（笑）」
二宮「それでは聞いてください。Hey!Say!JUMPで、恋をするんだ」
この曲を選んだのは、ゆうすけ先輩です。
あれは5月23日の夜のことでした。
一本の電話から始まりました・・・
先輩「もしもしＫくん？」
Ｋ「先輩！どうしたんですか」
先輩「CDTVライブライブ見た？」
Ｋ「もちろんですよう。『恋をするんだ』フルサイズ最高でしたね！」
先輩「でしょ？結婚式で歌う2曲目、カモナからこれに変更ね」
Ｋ「え。カモナやらないんですか」
先輩「セトリは変わるものなの」
Ｋ「式まで1ヵ月ですよ！？」
先輩「だから週末、東京来て。僕んちで特訓ね。それまでに振り入れといてね」
Ｋ「む、無茶ですよう。先輩みたくダンス得意じゃないし」
先輩「これ新郎命令ですから。あ、あとセンターＫくんね。山田涼介はＫくんやってねー」
Ｋ「なんで俺・・・新郎がセンターやるべきですよう」
先輩「知念担の僕が知念くん以外やったらまずいでしょ」
Ｋ「まずくはないと思いますけど」
先輩「とにかくそういうことで。じゃあ待ってるねー。オーバー（ガチャ）」
K「は？」
そんな無茶ぶりから、「恋をするんだ合宿ｉｎ先輩んち」の猛特訓＆自主練を経て、この日を迎えたのでした～
あ、おととい公開された「Chau♯」のpractice動画最高でしたね♪
Ｋ→山田涼介 伊野尾慧
先輩→知念侑李
千葉くん→有岡大貴
二宮さん→中島裕翔
Ｊくん→髙木雄也 薮宏太
歌割りやダンス割りは、ゆうすけＰが独断で決めて、5人なので少しアレンジしましたが基本CDTVのJUMPを参考にしています。→そのときの『恋をするんだ』動画
二宮「それでは聞いてください。Hey!Say!JUMPで、恋をするんだ」
恋をするんだ
前奏
山田役のＫが人差し指でハートを描く
それを5人が空に届けるポーズからの
全員が移動しながらのダンス
JUMPは振りだけじゃなくて、メンバーの立ち位置も次々変わる
「『恋をするんだ』は他曲に比べたら全然シンプル」と先輩は言ってたけど
集団で魅せるフォーメーションダンスの難易度はマジやばかった
式直前まで猛特訓が続き（新郎何してるの）
Ｋは合宿のあと静岡からリモート参加してました
練習の甲斐あって、ダンスはほぼ完ぺき！
そして、Ｋがセンターへ
（Ｋ）ねぇ、その瞳の中 僕だけを映してくれないか
緊張したけど、何とか歌えた！
会場から「伊野尾ー！」「似てる～！」
いや山田ですから
（Ｊ）早くねぇ、こっちへおいでよ 背中に送るテレパシー
手招きして歌うＪくん 安定の歌唱力
髙木＆薮に抜擢され大活躍！
（千葉）半歩後ろゆっくりと じっと見つめてる
有岡役の千葉くんが歌いながら移動
5人が一列に並び、順番に指を差していく
（先輩）この距離も悪くはないけど
先輩、念願の知念くんできてよかったね
先輩のわがままから始まったセトリ変更だけど
久しぶりに5人で一つのことができて超楽しかった
（二宮）違うよ、違う本当は この心
二宮さん今回は音程外さずに歌えてる！
（Ｊ）隠さずに君に伝えたいのに
ここから有岡（千葉）・山田（Ｋ）・知念（先輩）の3人が前に出てサビへ
（千葉・Ｋ・先輩）きりがないくらい 初めての恋してる
君の隣が似合う僕になれたら
このとき俺はある人のことを考えていました
初めて恋した人のことを
そのあとも君はよくうちに来てたけど
たぶん千葉くんに会いたかったんだと思う
（千葉・Ｋ・先輩）エンドロールは悲しい歌じゃなくて
君のためのラブソング
酔うと本音で突っ込んでくるし
父や先輩のことで言い争いしたこともあった
本当にむかついた
でも、君もお父さんを早く亡くしてることを知った
Ｋが先輩に依存してるって怒ってたけど
君にとっての先輩は、千葉くんだったのかもしれないと思った
いつのまにか、君のことが気になって
それが「初恋」と、先輩や二宮さんが教えてくれた
（Ｊ・二宮）でも伝えられないのは 君のせいだよ
愛想笑い一つさえくれないから
言えずに今日も「また明日」
ずっとそばに
（Ｋ）いたいだけさ
ずっとそばにいたい
気持ちが抑えられなくなって
でもどこかでわかっていた
その瞳の中に、俺が映ってないことは
（Ｊ）あぁ、君からのLINEは とりあえず未読にしたままで
（二宮）何度も長押ししてばかり 臆病でもううんざりだよ
振られてからも、友達として接してたけど
君からのLINEに一喜一憂して
そんなとき静岡への異動の内示があったんだ
（Ｋ）恋の経験豊富じゃない君を 他の奴に
（千葉）奪われるのは あぁ、嫌だな
東京を離れることがわかったとき、一番に浮かんだのは君のことだった
やっぱりまだ好きなんだと思った
お別れの日、答えはわかってたけど
この気持ちを伝えないまま
いつか他の奴にとられるのは嫌だと思った
（先輩）痛いよ、言いたい本当は その心
（Ｊ）誰かに染められてしまう前に
あれから3ヵ月
離れてしまうと会うこともないし
このまま心の痛みも忘れてしまうのかな
過去にできるのかなと思ってた
今日、君に会うまでは
間奏
センターが山田（Ｋ）→知念（先輩）→有岡（千葉）→中島（二宮）→山田（Ｋ）と入れ替わる、フォーメーションダンス
二宮さんがセンターに来たところで、突然マイクで話し始めた・・・
二宮「おーい花ちゃーん！次、王子のソロだから見てねー」
Ｋ「えっ！？」
新婦友人側のテーブルにいる花ちゃんに大きく手を振る二宮さん・・・
き、聞いてないよっ！
こんなの！！！
いやハメられた
（Ｋ）映画のようなシナリオにならなくても
最後のセリフ 君が頷いてくれるのなら
ラストシーンは全米が泣かなくても
映画なら、彼女を見つめながら歌ったりしたかもしれません
現実は、二宮さんが話したとき一瞬見ただけで
あとは目をつぶって彼女の席の方さえ見ることができなかった
（Ｋ・先輩）ふたりだけのラブストーリー
普段なら先輩とやまちねできましたよう、とか喜んでたのに
（Ｊ・二宮）すれ違う想い 期待しないで恋してる
そんな僕にサヨナラ告げられたら
エンドロールは悲しい歌じゃなくて
君のためのこの歌を
今日、式場の受付で3ヵ月ぶりに会って
俺は「久しぶり」って言ったくらいで
ほとんど目を合わせることもしなかった
でも、なんで見て見ぬふりみたいなことしたんだろ
もう過去にしたはず
なぜ俺は逃げるんだろう
（千葉・Ｋ・先輩）そう伝えられないのは 君のせいじゃない
君の隣を歩く僕でいれたら
そっと微笑む横顔にまた僕は
恋をするんだ
（Ｋ）恋をするんだ
君に恋してるから？
（Ｊ）ねぇ、その瞳の中 僕だけを映してくれないか
（Ｋ）明日も一緒にいようよ
めずらしく君が笑った
会場から拍手が起きて
意を決して、視線をむけた
彼女は笑顔だった
つづく