ゼア・ウィル・ビー・ブラッド | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

10点
19世紀後半から20世紀にかけて、カリフォルニアで石油採掘にとりつかれた男の半生を描いた作品。
ある種のアメリカン・ドリームを表現したサクセスストーリーではあるが、とにかく展開が地味。本作でアカデミー賞主演男優賞も獲ったダニエル・デイ・ルイス。彼が演じる主人公の栄光と挫折を描いた構成は確かに波乱万丈ではあるが、こうして映画で見てみても特に面白味は感じられない。2時間半を超える大作だが無駄に長い印象、映画としては退屈の一言。
しかし近年のアカデミー賞を獲るにはこうした退屈な社会派地味地味作品じゃないとダメなのかと思うとちょっと頭痛がしてくるね。アカデミー賞はパイレーツとかスパイダーマンとかハリポタじゃだめなん?(笑)

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ・ルイス、ポール・ダノ
2007年 158分
原題:THERE WILL BE BLOOD

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