シド・アンド・ナンシー | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

シド・アンド・ナンシー

90点
1970年代後半のイギリス。パンクロック・ムーブメントを背景に活躍したセックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスとその恋人ナンシー・スパンゲンのラブストーリーを、実話に基づいて作った映画。物語はシドとナンシーの出会いから、ピストルズ脱退、そしてナンシーの死まで描かれている。
今だにカリスマ的存在で語り草にもなっているシド・ヴィシャスを、美しい映像と音楽で再現して映画としての完成度は高い。
ただし人間関係にあまり丁寧な説明はないので、正直パンクに興味の無い人は見るのがつらいかもしれない。基本的にアホな若者の暴走話だからねぇ。まぁ好きな人だけ見ろって作品。個人的には思い入れ全開だけどね。
本作はゲイリー・オールドマンのデビュー作。フルで再現した「MY WAY」はファンなら必見。全体的にも彼の熱演は光る。
ナンシー役はちょっとおばさんすぎたけど(笑)

監督:アレックス・コックス 
出演:ゲイリー・オールドマン、クロエ・ウェブ、コートニー・ラブ 
1986年 113分
原題:SID AND NANCY

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