オーロラの彼方へ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

オーロラの彼方へ

85点 
『真実の行方』『悪魔を憐れむ歌』のグレゴリー・ホブリット監督が2000年に製作した映画。
DVDパッケージは爽やかな感動作に見えるが、実は猟奇殺人を題材にした正統派サスペンス。オーロラはあまり関係ない(笑)
押入れからたまたま昔の無線機を見つけた主人公。彼が無線を通じて、偶然30年前の父親と通話が繋がる物語。
一種のタイムパラドックスを描いた構成。既に亡くなっている父親と話したために、過去と現在が徐々に変わってしまう展開はなかなか面白いアイデア。この手の作品にありがちな矛盾点も確かに多いが、グロい映像は出てこないストーリー勝負の内容が非常に手に汗握る。
ラストはやや出来すぎだが、そのベタさも個人的にはツボ。

監督:グレゴリー・ホブリット
出演:ジム・カヴィーゼル、デニス・クエイド 
2000年 118分
原題:FREQUENCY

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