波の数だけ抱きしめて | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

波の数だけ抱きしめて

93点
『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』に続くホイチョイプロダクション第3作。
1982年の湘南が舞台。サーフショップを手伝いながら、海岸で私設FMを流す男女4人の青春物語。
全体的にコメディタッチなのはホイチョイらしい演出。TOTOの「ROSANNA」はじめ70~80年代の洋楽も当時の雰囲気を上手く表現している。映画を通じて、ひと昔以上前の真夏の雰囲気が懐かしく描かれているね。
好きな同級生に告白できない、気弱な主人公を演じるのは織田裕二。若き日の彼の熱い演技が、ここでも充分堪能できる。まぁ今でも世陸なんかでは、彼は連日暑苦しいくらい熱いメインキャスターぶりを見せているけどね(笑)
織田主演の映画はたくさんあるけど、個人的にはこれが一番好きだな。

監督:馬場康夫
出演:織田裕二、中山美穂、松下由樹、阪田マサノブ、別所哲也
1991年  104分

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