ペイ・フォワード/可能の王国 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ペイ・フォワード/可能の王国

90点
『ディープ・インパクト』の女性監督ミミ・レダーが手がけた、夢のある人間ドラマ。主演は当時天才子役として名を馳せていたハーレイ・ジョエル・オスメント。共演にアカデミー俳優ケヴィン・スペイシーとヘレン・ハントを揃えた贅沢なキャスティング。
他人から何か無償の善意を受けたら、別の新たな3人にお返しをしてあげる、という11歳の少年が考えた「ペイ・フォワード・ムーブメント」を描いた物語。
実はこれ、原作者が実際に体験したことをもとに映画化。治安の悪い街で故障した車を、見知らぬ怖そうな男性2人が直してくれ名も告げず去っていったエピソードから始まっている。
現実世界では暗いニュースが多い世間一般、本作もクライマックスではリアルなどんでん返しが待っているが、少なくとも世の中悪い事ばかりじゃないというメッセージを信じたいものですな。
ラストに流れる曲の歌詞に号泣できるあなたはきっと素直な心の持ち主(笑)

監督:ミミ・レダー 
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ケヴィン・スペイシー、ヘレン・ハント、ジェームズ・カヴィーゼル、ジョン・ボン・ジョヴィ
2000年 123分
原題:PAY IT FORWARD

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