☆テツコの部屋☆～映画評論館～

9点
2007年作品。当時14歳だった成海璃子が、等身大の中高生を演じる。
映画は日記形式。主人公視点で進む「自分探し」の物語。
しかし両親役が石原良純に石原真理子、これはｷｬﾗが濃すぎるだろう(笑)さらにﾌﾞﾚｲｸ前の前田敦子が出てたりして、そういう意味では希少価値は高いかも。
けど内容はどちらかと言うと日常的。ちょっとした出来事を淡々と綴り、全体的に大きな展開は見せない。個性的な出演者に比べるとかなり地味な印象。一般高校生なら誰でも考えるような心情をﾀﾞﾗﾀﾞﾗ流されても面白味は皆無。そのわりに何かを悟ったようなｴﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ。これでﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞと言われてもちと興ざめ。
ここだけの話、この頃のﾘｺﾋﾟﾝ好きだったけどね。時間がたてばたつほどこの手のｱｲﾄﾞﾙ的映画は見てて恥ずかしくなってくる(笑)

監督:市川準
出演:成海璃子、前田敦子、石原良純、石原真理子、高岡蒼甫、奥貫薫、近藤芳正
2007年 　97分