シロメ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

シロメ

6点
まだZが付く前のももいろクローバー主演映画。監督は『グロテスク』『テケテケ』でお馴染みホラー注目株の白石晃士。
ブレイク前のももクロが、何でも願いを叶えてくれるという謎の悪霊「シロメさま」に会うために、いわくつきの不気味な廃校へ行って手持ちカメラで撮影する展開。一応ドキュメントタッチで「本物」をアピールしている。
ただ霊媒師や霊能者の演技が下手でいかにもヤラセ臭い。さらにこれ、結局ももクロがメインなのでホラー要素は少なく、幽霊も一切出てこない。白石監督目当てで見た人にはかなり肩透かし。
けど全然怖くないとは言っても一応呪いを題材にしてるわけで「悪魔に魂を売り渡せば紅白歌合戦に出れる」ってテーマはちょっとシャレにならんかも(笑)
エンドロールにお経を流したりラストにちょっとした仕掛けがあったり、白石監督らしさはほんの少しだけあるけれど、全体的にはただのアイドルバラエティの域を出ていない。ももクロファンだけが見ればいい映画。

監督:白石晃士
出演:百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、早見あかり、高城れに
2010年  82分

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