パルプ・フィクション | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

パルプ・フィクション

94点
鬼才クエンティン・タランティーノの『レザボア・ドッグス』に続く監督作。わずか2作目にして、今でも犯罪映画の金字塔として語り継がれている名(迷?)作。
『パルプ・フィクション』とは「三文小説」とか「くだらない話」の意味。
ハリウッドの人気キャストをズラリ揃え2時間半を超える長尺。当時としては珍しい、時間軸を前後させたストーリー構成で凝った演出。さりげなく出てくるグロ映像。
非常に盛りだくさんで豪華な映画だが、実は内容には深い意味がない。
いくつかのエピソードと登場人物が徐々に交わる展開。しかし起承転結を完全に無視した自分勝手進行は、理解できない人が見たら全然面白くないんだろうな。ただしハマった人には、セリフの一つ一つに大爆笑して2度3度見たくなるような魅力がある。
なのでもうここは好きか嫌いかの2択になりそう。これ見てダメだと思った人は、今後一切タランティーノと関わる必要はないと思って間違いない。

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロス、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、クリストファー・ウォーケン、スティーヴ・ブシェミ、クエンティン・タランティーノ 
1994年  155分
原題:PULP FICTION

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