アナと雪の女王 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

アナと雪の女王

11点
ディズニーCGアニメ。第86回アカデミー賞で『風立ちぬ』を抑えて長編アニメ賞に輝いた作品。
ただ内容は、まぁ相変わらずのミュージカル・テイスト。序盤からもう唐突に歌いだしたりするのでとりあえずストーリーに集中できない。
なんちゃら王国の姉妹エルサとアナが中心。けど適当に見てるとどっちがどっちかごっちゃになったり(笑)
それほど深い物語はなく、劇的な展開も起きない。ライト感覚な構成で軽く見れる反面、過去のディズニー作に比べるとなかなかどっぷりは漬かれない印象。
ラストも特に大きな感動は無く、意外なまでにあっさり終わる。ディズニーアニメらしいといえばらしいんだが、日本の奥深いアニメを見慣れていると物足りなさは大きいかも。
劇中歌までも吹き替えられているので、曲にハマれば楽しめるかもしれないが、この手の映画が苦手な人が見ても払拭できるほどの個性は感じられなかった。
アメリカではLet It Goが大合唱らしいけど、この程度の曲だと日本じゃ厳しそう。


監督:クリス・パック、ジェニファー・リー
声の出演:クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ
(日本版):神田沙也加、松たか子、ピエール瀧
2014年  125分
原題:FROZEN