ズートピア | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ズートピア

15点
『アナと雪の女王』『ベイマックス』に続くディズニーアニメ。
ここ数作でやたらとドル箱アニメと化したディズニーだが、『シュガー・ラッシュ』以前は大して話題にもなってなかったような気もする。ようは最近の流行りなのかな。
今回は、肉食と草食の動物が仲良く暮らす街「ズートピア」が舞台。
予告を見る限りは「夢はいつかきっと叶う」がテーマ。しかし本編はいろいろ予想したのと違う部分が多かった。
女ウサギ主人公が警察官となり、詐欺師キツネのニックと組んでとある事件を捜査。前半にたくさんユニークなキャラを出し、後半はショボい事件でドタバタと解決という、従来の子供向けアニメの域を越えてない印象。夢とか希望とかは、最後に無理矢理こじつけた感じ。
映像のクオリティは高い反面、内容の濃密さはなく、期待すればするほど肩すかしを食うイメージ。細かいこと考えずに楽しむタイプの作品なんだろうけど、心に残るかどうかという意味では、物足りなさがハンパない。


監督:リッチ・ムーア/バイロン・ハワード
声の出演(日本版):上戸彩、森川智之、三宅健太、竹内順子、高橋茂雄
2016年  108分
原題:ZOOTOPIA