先日、友人のキャリアカウンセラーが事例検討会をするということで、参加した。

バブル前から人事で働いていた彼女の話は面白いものがあった。

男女雇用機会均等法が施行されバブル。

「女であればいいから、女をつれてこい」

の時代から「自宅に固定回線がない人は信頼できない」から携帯の時代に。

「同棲していることは絶対にばれないようにしてほしい」から「婚姻関係を前提とした男女間には社宅を提供する」

という時代に変化していった。

最近転職活動していて思うのは。時代に迎合するつもりはないけれど。

市場が求めている素養と、自分のつよみ。という視点を常にもっていかないと時代の先端にはいれない。

特に私の周りは1つの企業で定年までというより、ステップアップの転職をしている人もいれば、会社をかえるだけの転職活動をしている人が多く、あまり1つのところで長く、定年までという人は私の周りは少ない。

私も前者だろうな。と思う。常にスキルアップしていたい。つねに前線でいたい。

でもこの先端にいるには、先端にいるべくしての人間でなければいけない。

そういう意味で時代を感じなければいけない。

ではこの「時代を感じる」ってなんなんだろうとおもった。

キャリア的な面でいうと。

「自分の得意なものと不得意の見極めを若いうちにおこなう」

「海外(国際化)はさけられない」

これら自分の武器をもって市場で自分の価値を実感してみる。というのはありだと思う。

何が求められているかすぐわかる。

とくに転職サイトだと「例えばTOEIC○○○点」とか色々つらつらと書くと、エージェント側が顧客のキャリアをぽちぽちと入力してヒットするものを紹介するシステムになっているから、そこでぽちぽちと入力するものが少なければ紹介はない。

このようにして現代社会のなにが、そのポチポチと入力項目になっているかを知るのも重要だと思う。

話が完全にキャリア系になってしまっているが。。。

この人が作った時代か、時代がつくった流れかに敏感にならなくてはいけないと質問をしたが、答えは「わからない」という返答だった。

ただ面白い話がある。

「制度や社会的な流れはアメリカの20年前といわれるが、日本独特のものがある、それは親子関係だ。昔は親と一緒に大学見学にきたが、今は親だけ。」

いつの頃からか、親が転職に口を出す時代もきたそうだ。

この現象の1つの要因としてあげられたのが。

子供の親だ。

特に母親。母親は、それなりの大学をでている、だけど時代的な背景から専業主婦になった。家事は電化製品がやってくれる、有り余った能力と時間をどこに費やすか。それは子供だ」

というものだった。

なるほどなぁ。。。と妙に納得したということだけが収穫だった。




 


先日、ある世界的な音楽家の方がテレビに出演されていた。

彼女のチケットは即日完売。チケットがとれないことでも有名だった。

そんな彼女はチャリティー活動にも熱心に取り組まれている。そのときの映像もみた。

身体障害者、知的障害者の方と共に、音楽会を都内の大きなコンサートホールでやる、というものだった。

練習は学校でやってもらい、数回セッションをして本番へゴー。という感じだった。

私が注目したい点は、その開催されたコンサートの観客人数。

私がみる限り、ガラガラだった。

私の感想は。

こんなに著名な人でも観客人数これだけなの。。。だった。

そして、1流のものにはお金を払うが、アマチュア色が強いものは、著名な人が共同でやっても人はこない。

障がい者に対してもこれからの時代。

同情ではなくて、いかに本物を創るかが問われてるんだろうな。。

と勝手に思ったり。
 
2015年はじまりました。。。

今年もよろしくお願いします。

早速動きだした織物事業。

そこでのやり取りが面白いといわれたのでちょっと書いてみます。

今NHKでもやってる「まっさん」本当に気持ちがわかる。

つまり私は鴨居社長、そして創り手たちは、まっさん。

売れる商品と、創り手の創りたいものが必ずしも一致しない。

私のように創り手と一緒に創っていこうとする人間からすると、彼らの意向に添ったものにしたい、一緒につくっていきたい。

となると「これを作れ!」の一言ではうまくはいかない。そこには信頼関係や、彼らの意向をきちんと理解しないといけない。

そんなある日

私はある商品の提案をした。返事は難色を示す返事がきた。

そして他のことでも、ちょっとしたトラブルがあったので、これは今回帰省したときにきっちり意思固めをしなければなんて思った。

私が出した提案は裂織りという方法で、まずは商品を作ってほしい。というものだった。

理由は裂織りで織られたものは、織りを知らない人間からすると、斬新だったり、よくあるシャネルのジャケットのような印象をうける。

でも実際、織物職人からすると

「あんな織りは中学生でもできる。」

たしかに。。。。

事業って難しいところが、チャンスとタイミングという波にのれるかどうか。

その波がきていて、その波を逃すべきではないと感じるいま。

必死に彼女達の創りたいものはなにか、今までやりたいとおもっていたけど、できなかったことは何か?やってみたい夢はなにか。

などを一緒に話し合った。

何度も足を運んだ、私も織ってみた。

そして現状を伝えるためにペーパーで説明し、

そこには、あなたたち、織職人の意向をきちんと反映させたものにする。そのためには、今は裂織りをやってください、そしてその次にあなたたちの意思に沿ったものをやります。

と伝えました。

そしてなぜ今やらなくてはいけないのかを説明し、納得してもらいました。

納得してもらったのもつかのま。。

東京スピードと田舎スピードのずれ。。。。

私も東京に帰ってくるとどうしてもこちらのスピードになってしまう。

私も企画なり、色々資料提出しなくてはいけない今、彼女達のスピードに全てをあわせている暇はない、けれど主役は彼女達なんて想いから情報の共有は欠かさなかったら

「はやくてついていけない」

という苦情が。。。

七転び八起きそして転ぶ。。

そして、

つづく。。。。